手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

東日本大震災に思う

2011-04-18 16:20:04 | 人生
昨日の日曜日、テレビで放映された、東日本大震災で被災した人たちの生活ぶりを見た。その中には、車ごと津波に襲われて、息子と奥さんを亡くした若い男性の姿も紹介されていた。彼の娘さんである、二人の小学生がガレキの中から、燃料や暖房に使う木片を拾い集めるシーンとか、彼がガレキの広場で、お嬢さんとともに縄跳びをするシーンも出てきて、私も、一緒に見ていた家内も涙を禁ずることができなかった。
テレビを見終わってから、私は、人の命って、一瞬先は分からない、はかないものだな、ってしみじみ思ったものだった。――あの、3月11日の午後、地震や津波が襲う、とは誰も想像できなかったはずだ。10メートルを超す高波に家もろとも流され、車やトラックが大波の中で、オモチャのように漂流している映像を見るとき、大自然のなせる猛威に、ただただ言葉を失い、茫然自失の境地であった。
自分の命よりも大事で、可愛い子供たちや孫たちを残して、津波に飲まれて亡くなっていった親たち、それから、その逆に、愛する伴侶や子供たちが津波にさらわれていくのを、なすすべもなく、ただただ見送らざるを得なかった人たちも大勢いたであろう。
無念にも亡くなってしまった方々のご冥福を心からお祈りしたい。
心優しい人たちから”幸せを”奪い取った、地震が憎い!津波が憎い!
大自然って、非情だな、って、つくづく、そう思わざるを得ない。
自然を征服する、って、いう言葉は、例えば、地震が何日の何時何分に発生するのか、とか、地震が絶対に起こらないようにすることが実現できた、ときに初めて使える言葉である、と思う。



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