今日は、父の亡くなった日

今日9月18日は、父が亡くなった日です。あの日、午前3時ごろの深夜、母が、２階の私を呼びにきて、「お父さんが死んじゃったみたいなんだよ！」って、言いました。さあ、それから、大変、我が家は大忙しのひとときでした。すぐに近所のお医者さんに来てもらいました。
実は、去年、父の１３回忌をやったので、あれからもう１３年以上も経ったんです。
ところで、父のこと想い出すたびに、亡くなる数日前に、父が隣近所に聞こえるぐらいの大声をだして、泣きわめいていたことが目に浮かびます。その日は、アメリカに住んでいた妹（長女）が、父のお見舞いを終えて、アメリカに帰国する日でした。夕方３時ごろだったでしょうか、彼女が父に帰国の挨拶をして、玄関から出ていく時でした。そのとき、彼女の帰国で寂しい気持ちになった父が、突然、”帰っちゃヤダ”って、大声はりあげて泣き出したのです。その後まもなく、私は、彼女を古河駅まで車で乗せて行きましたが、結局、この日が、父にとっては、彼女との最後の別れになってしまいました。
さて、今日のために、神奈川県に住む妹（次女）が昨日、我が家に一人で泊りに来てくれました。そして、今日は午前中、その妹といっしょに、仏壇に捧げるお花とか、果物などを買い出しにいってきました。
妹たちも言っていたが、父って、お人よしで、ほんとうに優しい人だった。亡くなった当日、父の目からは、涙がこぼれていたのを憶えています。そして、もちろん、父の泣き叫ぶ声は、私の胸奥深くに刻み込まれていて、生涯忘れ得ぬシーンとなっています。