手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

WBC連覇の偉業、天才の陰に努力あり

2009-03-25 16:51:30 | スポーツ
 今年のWBCは、韓国が優勝することは十分にあり得る、と思っていた。決勝戦までに、イチロー選手の最近の打撃が不振だったことや、最近2度も韓国に負けていて、無理かな、と思っていたのだ。昨年の北京五輪での野球で優勝した韓国は、まさか、ここで日本に敗れるとは思ってもいなかったであろう。
 ところが、昨日の決勝戦では、イチロー外野手(35=マリナーズ)が3-3で迎えた延長10回表2死二、三塁のチャンスで、中前へ勝ち越しの2点適時打を放ち、粘る宿敵韓国を突き放し、4時間の死闘にケリをつけたのだ。
 昨夜のテレビ番組では、チャンネルをいろいろ変えて、優勝した時の模様や美酒に酔う選手たちの表情を何度も見て、私までも心地よい気分を味わった。
 それにしても、イチロー選手ってすごい、と思わざるを得ない。人は天才というが、その彼も、WBCの序盤戦では、毎試合、打撃不振だった。でも、その当時も、彼は、試合会場に一番乗りして、黙々と打撃練習に励んでいたことはテレビでも紹介されていた。恐らく、こういう努力が、決勝戦での2点適時打につながったのだ、と思う。
 原監督は、優勝後のインタビューで、イチロー選手が2点適時打を打ったことは、生涯忘れないだろう、としみじみと語っていたが、その気持ちは十分に理解できる。今回のイチロー選手の偉業は、私に「天才の陰に努力あり」という事実を知らしめてくれたものだった。
 もがき苦しんだ先に、最高の結果が待っていた。グラウンドにカラフルな紙吹雪が舞う中、金色のチャンピオントロフィーを高々と掲げたイチロー選手は誇らしげに、頼もしげに、一緒に戦い、支えてくれた仲間を見つめた。韓国との決勝まで通算38打数8安打、打率2割1分1厘と不調だった。だが最後の決戦で4安打と本来の力を発揮したのだ。
イチロー選手は、優勝後のインタビューで、こう言っている。
=あざ~っす。いやぁ、もう苦しいところから始まって。苦しさからつらさになって、つらさが今度は痛みになって、心がね…。でも、最終的にみんなで笑顔になれたし、日本のファンの人たちに笑顔を届けられたことは最高ですね。
=(WBCを振り返ってという質問に少し遠くを見ながら)谷しかなかったですけど、最後は山に登れて良かったです。球場を1周した気持ち?気持ち良かった!ほぼイキかけました。すいません。(言った後にテレビでの発言とあり少し後悔したような表情)。
=決勝打?僕は(強運を)持っていますね、やっぱり。神が降りてきましたね。(打席では)本当は無の境地でいたかったが、めちゃくちゃいろんなことを考えました。今(日本は)ごっつい視聴率だろうなあとか、オレは(ツキを)持っているなあとか。ここで打ったら、日本がものすごいことになってると思って、自分の中で実況しながら打席に入っていって、そうなるといつもは結果が出ないんですけど。いやあ、ちょっと1つ壁を越えられた気がしますね。






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