先日、私が公務員時代にお付き合いしていた大先輩からハガキをいただいた。私もその先輩も、先月、新宿のホテルで行われた会合に出席し、その時に会場で私が撮影した写真を先輩に郵送したのだが、その返礼としてのハガキだ。私たちはともに、かつて昭和45年2月11日に、鹿児島県内之浦で日本初の人工衛星を打ち上げたときのメンバーで、ホテルの会場には、このようなロケット関係のメンバーが集まっていた。
いただいたハガキには、あの日本初の人工衛星を打ち上げた時に実験主任をされていた野村先生の訃報が記されていたほかに、"永く生きていることは「淋しい事」の体験が多いです"としたためられていた。この文面に接して、当時からずっと周囲の誰からも慕われておられた大先輩の心の寂しさが伝わってきて、私はやるせない気持ちになった。この先輩の言葉、私には非常に気になっていて、何かにつけて思い出す。===永く生きていることは「淋しい事」が多い===ちょっと考えただけでも、私も確かにそうだなァ、って思う。私は最近、いろんな楽しかった時を過ごしてきた友人・知人があっけなくこの世を去って行ってしまう、という現実に遭遇していて、その度に、この世の無常感を味わう。
今年91歳を迎えられた大先輩が、今後ともお元気で過ごされていくことを祈っている。
いただいたハガキには、あの日本初の人工衛星を打ち上げた時に実験主任をされていた野村先生の訃報が記されていたほかに、"永く生きていることは「淋しい事」の体験が多いです"としたためられていた。この文面に接して、当時からずっと周囲の誰からも慕われておられた大先輩の心の寂しさが伝わってきて、私はやるせない気持ちになった。この先輩の言葉、私には非常に気になっていて、何かにつけて思い出す。===永く生きていることは「淋しい事」が多い===ちょっと考えただけでも、私も確かにそうだなァ、って思う。私は最近、いろんな楽しかった時を過ごしてきた友人・知人があっけなくこの世を去って行ってしまう、という現実に遭遇していて、その度に、この世の無常感を味わう。
今年91歳を迎えられた大先輩が、今後ともお元気で過ごされていくことを祈っている。