手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

「まど みちお」さんと「やなせ たかし」さんと

2014-05-02 12:18:05 | 社会
今朝がた、何気なくNHKのテレビ番組を見ていたら、「やなせ たかし」さん作詞の”長崎めがね橋”という歌を、女優の倍賞 千恵子さんが唄っているのが放送されていた。やなせさんと言えば、漫画”アンパンマン”の作者で有名だが、私は、彼がいろんな詩を書いている、ということも小耳にはさんでいたので、興味を持ってテレビを見ていた。これを見ていて、なんかしら心がホンワカする様な気持ちに包まれた。そして、やなせさんらしい、素朴で素敵な情感を感じさせる素晴らしい歌だな、って思った。と、同時に、私には、この放送を見ているとき、なぜか、童謡”ぞうさん”を作詞された「まど みちお」さんのことが脳裏に浮かんできた。まどさんは、今年2月28日に104歳で老衰で、この世を去られたが、私は、そのニュースで知ったとき、心の優しさに満ち満ちた、まどさんの死を、心から残念に思ったものである。
一方のやなせさんは、アンパンマンという漫画を通して、子供たちに無邪気さとか素直さみたいなものを与え続けてきていて、その彼が、昨年10月13日に、この世を去ってしまったのは、実に惜しいことである。
まどさんとやなせさんに、共通することは、お二人とも、優しい心の持ち主だという点だ、と思う。最近の殺伐とした世相の中にあって、まどさんとやなせさんみたいな、心の温かい人が亡くなっていくのは、実に惜しいことであると言わざるを得ない。お二人の死は国家の損失にも等しいものである。

参考のために、”長崎めがね橋”という歌を紹介しておきます。

やなせたかし作詞・小川寛興作曲

ザボンみたいな 朝日だな
ここは長崎 めがね橋
出島(でじま)の小鳥が なきながら
なにかをさがして とんできた
出島の小鳥が ほしいもの
めがねをかけたら みえるのか
長崎 長崎 めがね橋

ドラが鳴る鳴る 蛇(じゃ)おどりの
影がふしぎな めがね橋
小さなさかなが 夢をみる
夢はオランダ ポルトガル
小さなさかなが 船長で
いばったところで 目がさめた
長崎 長崎 めがね橋

町がカステラ色になり
いつかにじんだ めがね橋
さびしい子犬が 尾をふって
大きな夕陽(ゆうひ)に ほえている
さびしい子犬の おいのりか
バテレンドミニカ 日が暮れた
長崎 長崎 めがね橋


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