手打ち蕎麦をする私の徒然日記

2003年1月に手打ち蕎麦に初挑戦。手打ち蕎麦の事ばかりでなく、日常インパクトのあった事柄を思ったまま綴ったブログです。

築地市場(中央区)の豊洲地区への移転は、有害物質検出で健康面/予算面が心配

2008-08-11 16:54:02 | 社会
昭和9年(1934年)に建てられた築地市場は、施設の老朽化や敷地の狭小化のため、昭和60年代に東京都が総工費約3,000億円(資金は東京都の特別会計1,000億円と神田市場売却による2,000億円を原資)を投じ、現在地で立体3階建てにするなど再整備を決定したものの、その後、最終的には、2001年に東京都が、「第7次卸売市場整備計画」を策定して、豊洲地区への移転を決定した、という経緯があるそうだ。
ところが、移転先の豊洲地区の予定地は東京ガスの工場跡地で、最近、土壌と地下水から環境基準の4万3000倍に当たるベンゼンなど有害化学物質が検出された、という。これに関し、都から委嘱された「専門家会議」は予定地約37万4000平方メートルを地下2.5メートルまで掘り下げて土壌をすべて入れ替え、その上から2.5メートルの盛り土をするなどの対策を都に提出した、という。
この対策は、東京ドームの約1.4杯分にあたるもので、国内最大規模の土壌汚染対策という。
私は、健康面を不安視する移転反対を叫ぶ築地市場の仲卸業者らの気持ちは十分に分かるとともに、更に、対策費用がどのくらいに膨らむかも、大問題だと思う。
健康面/予算面などを十分に勘案して、豊洲地区への移転が本当に良いのかどうか再考することも必要と思う。
豊洲地区への移転が、何らかの業界や業者の利権に関わったものになっていなければ、いいのだが・・。

コメント
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