min-minの読書メモ

冒険小説を主体に読書してますがその他ジャンルでも読んだ本を紹介します。最近、気に入った映画やDVDの感想も載せてます。

悪党

2005-04-08 18:46:49 | 「ハ行」の作家
ロバート.B.パーカー著『悪党』

このシリーズも本作で24作目となり、いささか飽き始めた感がある。特にこの前の「スターダスト」や「真紅の歓び」にはげんなりし、前作「突然の厄災」ではスーザンの過去(前夫や浮気の相手?)の清算話にもひたすら退屈感を覚えたものだ。
本作は久しぶりに“武闘派”路線に戻った感じで一挙に読み上げた。スペンサーは恐らくシリーズ中最も重大な危機に陥り、九死に一生を得る。この作品では特にスペンサーの“生き様”や“マッチョとしての存在意味”を追求した印象がある。いよいよこの作品も残り少なくなってきたようだ。
最後まで読む?かどうかは成り行きにまかせよう。