散歩者goo 

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将棋の奇策とコンピューター

2012年01月14日 22時52分26秒 | エッセイ &余談 ・短感・片言雑事
ついにコンピューターが米長邦雄永世棋聖に勝ったという記事がNHK NEWSwebに出ていた。

米永永世棋聖に勝ったのは、次のソフトである。
「大手電機メーカーの研究所に務める伊藤英紀さんが開発した「ボンクラーズ」という将棋ソフトです。「ボンクラーズ」は、去年開かれた将棋ソフトの世界大会で優勝した現在最強と言われるソフトで、6台のコンピューターを使って1秒間に1800万手まで読むことができます。」(NHK NEWSwebより抜粋)

この話で面白いのは、「コンピューターに敗れた米長邦雄永世棋聖は、今回の戦った将棋ソフトの「ボンクラーズ」と、あらかじめ自宅で対局して研究を重ね、ふだんプロの棋士が指さないような手をわざと指して、コンピューターを惑わせる作戦で挑んだということです。」(NHK NEWSwebより抜粋)

この話を読むと、確かにコンピューターに、米長邦雄永世棋聖は、負けたが、その敗因として考えられるのは、「ボンクラーズ」は、1秒間に1800万手まで読むことができるが、それに対して米長邦雄永世棋聖の作戦、即ち「ふだんプロの棋士が指さないような手をわざと指して、コンピューターを惑わせる作戦で挑んだ」ことが、感情のないコンピューターには通用せず、粛々と1秒間に1800万手まで読むことができるコンピュータの能力を発揮して、奇策の手を順次咎めて勝ったのだろう。

奇策は感情を持つも人間では、奇策を打たれると、打つ手を考える前に、それ以外のことを考える癖がある。
例えば、奇策(常識と違う手)を打ってきた場合、その本心に何があるのかを考え、(例えば前提条件を全く変えるとか、違うルートから攻めるとか、)勝算があると相手が考えている何かについて、前提条件とかさまざまな事を類推しようとする。
奇策を打つ場合は、必ず常識はずれになるが、その場合の常識はずれは、今までのルールになかったことをする場合、即ち想定外のことをする場合が多い。

ところが、戦争とか、ビジネスでは、奇策を打たれると、元々想定外の条件がコンピューターにインプットされていなかったり、考えられる要素や条件の、場合の数が多すぎて、コンピューターでは処理できなかったりして、人間の勘が有効になる。

今回の将棋のように条件が決まっている場合は、(条件は将棋のルールに従って、勝つことだけであれば、)奇策といえども、決められたルールの範囲内なので、ひたすら将棋の打つ手を多く・早く計算して、最も有利になる手を選択して打つことが、勝利に繋がることは自明である。

それにしても6台の複数のコンピュータを使った「ボンクラーズ」は、「ぼんくら」どころか、非常に賢いことが分った。

そのうちに、人間の勘に相当する物を持つ天才コンピューターが現れるのも、時間の問題だろう。
このように書くと、人間がコンピューター以下とか、コンピューターに使われるとか、心配される方も多いが、プログラミングし、(プログラミングも多分かなりのところまで自動化できる)前提条件を入力するのは、人間しかいない。
前提条件や、どういう動作をさせるかといった命令は、人間の意志=目的や価値観でのみ決定されるのだ。



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一度枯れそうになった梅の木が、多くの蕾をつけている。

2012年01月14日 12時35分59秒 | 趣味娯楽・園芸・探鳥・山・海・観光・グルメ
梅の木は、30年余り前に東大阪の中央大通り沿いにあった、農事用温暖機を作っている零細企業に3年ほど勤めていた時に、バス停のそばの園芸店で購入した。

購入した時は、紅白の梅で、鉢を入れても高さ30cmにも満たない木であった。
それから鉢植えのまま、余り手入れもせずに放置していると、花は咲かなくなった。
更に年月がたって、幹が二つに分かれていたが、片方が腐り、幹が一本になった。

更に年月がたち、花も咲かないので手入れもしてなかったが、夏に水やりを怠り枯れかけた。
梅の木は、枯れるかもしれないと思いつつ、思い出のある梅の木を生かそうと思い、鉢を入れ替え、土を入れ替え、手入れをした。

その頃、母が亡くなってから、母が育てていた植物を引き継いで育てていくうちに、だんだんと園芸に興味を持ち出した。
母はNHKの園芸テキストを買う割には、園芸が下手であった。
当時園芸資材も、近所の店では余り売ってなかったし、ホームセンターも歩いていける距離にはなかったので、やむをえなかったことだ。

私が徐々に園芸に興味を持ち出したのは、植物は世話をすると必ずそれだけの成果を見せてくれることに気付いたからである。
余談だが、梅を買った当時、農事用温暖機の会社に勤めていたが、修理の為多くの農家と接してきたし、水耕栽培のことも調査したりCO2発生装置の開発に係わったが、農業の基本に関しては無知だった。

幸い梅の手入れが功を奏し、梅は徐々に回復した。
ほとんど、枝もなくなっていたが、翌年から徐々に葉も茂り、枝も増えだした。

樹勢も回復したが、梅の葉が茂るだけで、花は咲かなかった。
そのうち、手入れをしていると、ある年突然数輪の白い花をつけた。

その後数年、毎年数輪の花をつけていたが、ある年から突然花数が多くなり、この梅は白梅になったと思った。
更に何年後突然、白い花の中に赤い花が数輪咲いているのを見つけた。

その後、剪定する時に、赤い花の咲いた枝を積極的に残した結果、白梅の割合が多いが、紅梅と白梅がうまく交じり合った、美しい梅になった。
多分剪定しなかったら、大きな梅の木になるに違いないと思っている。



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昨日記120113(「昨日」は書かれた日の翌日が基点、買物、プール)

2012年01月14日 10時33分08秒 | 日記(昨日記・今の思い考え・行動・情況)
昨日から「日記」の名称をやめて、「昨日記」の名称を使い始めた。
「昨日記」は今を基点に昨日のことを書いている。
従って、文中の昨日とか明日は、書いた日(今)を基点にしている。
今までの「日記」も変わりないが、時間の起点を明確にする為「昨日記」にした。

連日寒く乾燥して日が続く。
昼ごろまで、日記書と内閣改造に関連してブログの作成に追われた。
昼食後、府市の特別顧問に就任した橋爪紳也氏と橋爪節也氏を混同した話をブログにした。
大相撲が気になり少し見ていると、広島刑務所の中国人脱獄犯逮捕の臨時ニュースが飛び込み、釘付けになった。

その後急いで食材の買物に回り、休むまもなく夕食と朝の温野菜の調理をした。
鶏肉の捌きもあったので、時間が掛かった。

8時前にプールに行く。
トータル約500m泳ぐ、クロール150m1本と100m・50m各数本と平泳ぎ75m泳いだ。
多少力を入れて泳いだので少し疲れたが、今日は快調だ。

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1月13日(金)のつぶやき→「昨日記120112木(調理時間変更・ジム)」

2012年01月14日 01時47分25秒 | 携帯メール投稿・つぶやき twitter
10:39 from gooBlog production
昨日記120112木(調理時間変更・ジム) goo.gl/g29Uh

12:37 from gooBlog production
内閣改造と政治不信 goo.gl/NX1n7

16:29 from gooBlog production
橋爪節也氏と橋爪 紳也氏を混同 goo.gl/7qZag

by ouruo on Twitter
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