線路端日誌

東海地方の鉄道を中心に、細かいネタからこつこつと。

鉄道の日、北陸:140形さようなら運転編

2006年10月16日 00時08分03秒 | 私鉄(北陸)
さようなら運転は、武生新ー神明間で行われました。

まず、神明発12:41の列車を上鯖江付近で撮影(銀塩)。
その後、武生新へ向かいました。

  

武生新にて、発車待ちの間に撮影。
一番左から、モハ141-1(武生方)、モハ141-2(田原町方)、同。

今回引退となったのは、福井鉄道では2代目の140形。
福井鉄道最後の吊り掛け駆動車です。

モハ141-1+モハ141-2の2両編成を組んでいますが、両車の前歴はまったく異なります。
武生新方先頭車の141-1の方は、元長野電鉄。1941年製。
そして田原町方先頭車の141-2は、元名古屋鉄道(←知多鉄道)のデハ910形で、なんと1929年製。
両車とも入線時に車体が改造され、似たような外見になりました。
車内も転換クロスシートで揃えられています。
しかし、細かく見れば両者にははっきりとした違いが見つけられます。
それに車体の寸法自体が違うのはどうしようもなかったのか、ゴテゴテな感じが残っています。

そんな姿とも、10月15日でお別れです。

武生新発14:04に乗り込みます。


モハ141-1運転台。141-2も同様です。



モハ141-2車内。
写ってはいませんが、日よけはよろい窓でした。
走っているとやはり揺れます。
クロスシートは必須の装備だったのかもしれません。


最後に一枚。
14:41、神明を出発していくモハ141。
春以降しばらく留置されていた(訓練運転はありましたが)ためか、車体の傷みは激しかったです。
ウインドシルもゆがんでいますね・・・

旧型車が無くなると寂しいのは事実ですが、見送るしかありません。
これまで残ってきたことが凄いことなのです。

お疲れ様、140!

Cat-Tramさんが、この翌日、15日の模様について記事にされています。
猫電車日記-福井鉄道140形さよなら運転

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