線路端日誌

東海地方の鉄道を中心に、細かいネタからこつこつと。

名鉄、6月29日ダイヤ改正を発表

2008年04月26日 23時38分17秒 | JR(北陸)
昨日、名鉄から6月29日のダイヤ改正実施とその内容について発表されました。

名古屋鉄道『ダイヤ改正について』

西尾線の新駅・南桜井駅開業、「碧海桜井」から「桜井」、「碧海堀内」から「堀内公園」への駅名変更、それに先立つ一部区間の高架化、複線化の実施されることと、それにあわせてダイヤ改正が実施されることが発表されています。概要は以下のとおりです。

・西尾~津島方面間の全車特別車特急の快急化
・西尾線に一部特別車特急・準急の新設
・西尾止まりの快急・準急・普通を吉良吉田まで延長運転
・蒲郡線(吉良吉田~蒲郡)の終日折り返し運行・ワンマン化
・広見線新可児~御嵩間の昼間ワンマン化、終日折り返し運行化

が発表されています。


1600系の特急佐屋行き。金山にて

7000系や8800系の特急運用が最後まで多く残った津島~西尾線全車特別車特急。2005年2月のダイヤ改正で8800系が消滅、大多数の列車が名古屋~西尾間の設定になった後は1000系と1600系によって運行されてきましたが、6月のダイヤ改正でその歴史の終ることになります。1600系は現在この系統のみでの運用であり、離脱後は一部特別車編成への改造工事に入るものと予想されます。


金山駅にて


急行御嵩行き

SFカードの導入がされないため、他の路線とは運行上切り離されることになった新可児ー御嵩間。現在、夕方などに常滑・犬山線から直通急行列車が御嵩まで設定されていますが、見納めになります。


顔戸(ごうど)駅にて

3月、7100形が運用に入った際にこの区間を訪れた際、顔戸駅には乗車位置を示す案内板が設置されていました。ワンマン運転用なのかな、と思っていたら、やはりそうでした。

蒲郡線と広見線末端部、どちらも存続問題のある路線です。他線区からの直通列車が消滅した路線は、名鉄ではその多くがこれまで廃線となっているわけで、やはり不安を覚えます。

美濃太田の留置車両群

2008年04月26日 11時08分20秒 | JR(東海)
美濃太田車両区には、保存を前提に集められたといわれる車両たちが留置されています。その姿は公道からも容易に見ることができます。


全景

美濃太田の留置車は、クモハ103形×1、165系3×1、381系4×1、キハ58・28系1本、キハ82系4×1、キハ30形×1、オハフ46×3、あとJR四国から譲り受けたキハ181系が2両ほどあったはずです。そのうち半分ほどはビニールシートが被せられていて、姿を見ることはできない状態になっていました。


クモハ103-8とクロ381-11

クロ381は本来LED式の愛称表示機を装備していたのですが、それが故障したのか晩年はシール張りで列車名を表示していました。そのままの状態で留置されています。JR東海の「ワイドビュー」路線の始祖ということで、保存対象に選ばれたのでしょうか。


正体不祥…

車両形状からして、キハ30形とキハ82系でしょうか。両者ともまだ車籍は残されているのですが、この先、もう走ることはないのでしょうね。


オハフ46、キハ58、??

キハ58・28は状態が一番良くなく、車号も読み取れませんでした。登場から引退まで、一貫して国鉄急行色を身に纏った幸運な車両なのですが…


キハ82-73

キハ82でその姿を見ることができたのはこの一両のみでした。現役時代を見てみたかったです…


オハフ46-2027

留置車の中では、このオハフ46が一番撮影しやすい位置に停まっていました。今となってはJR東海唯一の客車です。JR化後、活発に動いていた時期もあったそうですが、私がカメラを持ってあちこち行けるようになった頃には動かなくなってしまいました。

10数年前には走っていた車両なんですよね、これみんな。20代前半のものとしてはそれが悔しくて悔しくて…愚痴を言ってもどうしようもないのですけれど。

博物館の完成でも待ちましょう。
『JR東海:名古屋に博物館計画 新幹線など展示』