老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

京都・大原  その④  ~来迎院と音無の滝~ 

2020年06月22日 19時23分04秒 | 旅行/色々な風景
 三千院の参拝を終えた後、少し登ったところにある来迎院に回りました。

 この来迎院は、天台宗の寺院で山号は魚山と言いますが、平安時代前期(9世紀)に慈覚大師円仁が天台声明(※)の道場として創建したのに始まると伝えられるています。

 その後、天仁2年(1109年)融通念仏の祖とされる聖応太師良忍がこの寺に入寺して再興すると共に。勝林院(※)を本堂とする下院と来迎院を本堂とする上院が成立し、この両院を以て付近一帯は「魚山大原寺」と総称されるようになった。以来、大原で伝承されてきた声明は「天台声明」や「魚山声明」と呼ばれるようになったようです。

  ※ 天台声明
声明(しょうみょう)とは、仏典に節をつけた仏教音楽のひとつで、儀礼に用いられる。日本では、梵唄(ぼんばい)・梵匿(ぼんのく)・魚山(ぎょざん)ともいう

※ 勝林院(しょうりんいん)
大原三千院の北にある天台宗の寺院

 その後たびたび焼失したが、その度に再建され、現在の建物は天文2年(1533年)に再建され、江戸時代には江戸幕府から朱印状を与えられています。
 

 ここでも、他の参拝者とは出会わずにゆったりと参拝後に、ここからまだ山奥にある「音無の滝」を目指しました。
かなりきつい山道でしたが、思ったより立派な滝で疲れもすっ飛びました。(まさ)


来迎院の石垣も立派です

来迎院 山門

本堂

本堂内にて

鎮守堂への石段

渓流に沿って更に山奥へ

こんな橋もあります

音無の滝

同上。滝壺近くから

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