●令和6年第1回定例会は昨日午後3時ごろに閉会しました。市長提出議案全部と議員提出請願2件と議会決議の1件も可決しました。今議会は、令和6年度予算審議が主な議案で、総括質疑、6日間に渡った委員会(分科会)審査を経て昨日予算決算常任委員長からの報告を受け採決しました。それぞれの会派が討論しました。最大会派の彩桜きたもとだけが、南部整備基金の積み立てが前年比1億円減額になったことについて批判めいた討論がありました。また、南部新駅の方向性が見えないことにも懸念を示しました。8年前の市長選挙で「新駅中止」を訴えて当選し、昨年の議会選挙に立候補した前市長もこの会派に所属しています。不思議な光景を見せていただきました。
●私は、予算編成方針で「ポストコロナ時代への対応」というフレーズに、そしてインフレの先行対応なのか、予算審査で十分に解明できないままに採決を迎え、今後の市政運営を注視していくことを念じながらも、歳入の根幹である市税が減収の中、寄付金と地方交付税依存という歳入構造の不安定さに懸念を示しました。歳出においても、市税減収と自己財源が細る中で、寄付金(ふるさと納税)依存から市の経済産業振興に向け、都市整備政策と産業振興政策を連携させ、新たな市経済産業基盤の構築に向けた財政措置が見えないことへの不安を指摘しました。それだけに市の中心にある「弱線引き地域」の見直しに調査費が経済されたことへの期待を討論で申し上げました。
●学童保育室の指定管理者の指定に対する請願の賛否が拮抗し、それぞれの立場からの討論は、なかなか熱の入ったものでした。結果は学童保育室利用者の保護者からの請願事項が採択されました。また、資源物の貴金属を扱うスクラップヤードの騒音・振動に対する地域住民が提出された請願も、全会一致で採択されました。2月20日から始まった今議会は32日間の長丁場でしたが、全一定に出席でき、積極的に質疑もしましたし、責任の一端は果たせたと考えています。
●議会報告会は、すでにお伝えしていますが、3月31日北部公民館で午後1時30分から行います。よろしかったらご参加ください。
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