●昨日28日午前午後と議会(広報公聴委員会)主催の議会報告会が開催されました。前回から2班に分けての開催です。私は午後のコミュニティセンターに出席しました。20人位の市民にご参加いただきました。私は議長として開会のあいさつをしました。各常任委員長・副委員長から12月定例議会の報告がありました。その後報告に対するご質問を頂きましたが、市民の皆さんがご自身の議会への疑問というか不満のような質問が多くありました。私はコロナ前には、こまめに「工藤日出夫議会報告会」を開催してきました。昨日のような不満や疑問のようなご意見はいつもございます。私は丁寧に答えますが、答えられないものもあります。しかし、それは個人で開催する報告会からですから、自分の考えを率直に話します。昨日のような議会主催の報告会は、議会として決めたことについての質問ですので、議員個人の考えや意見を聴くことはできないことになっています。参加者のご不満があるようで、今後どのような報告会にすべきかについて研究する必要があるなと感じました。
●参加者からの質疑・質問・ご意見についてですが、議提の「ごみ処理新施設の建設について市長は市民に説明と質問に答えよ」という決議の履行については、基本的に市長が議会の決議を受けて行うものです。それができていないということで議長から要望してくださいというご意見について、対応しますと答えました。ごみ処理新施設の建設場所について「2市1町の基本合意は議会が承認したのか」という質問でしたが、議会は議決していません。市長の専権事項ですので、議員個々の判断は分かりませんと答えました。付属機関の取り扱いについても、ご意見を頂きました。付属機関の設置は市長の専権事務ですので、基本的に議会が議決するものではありません。ただし法律に示されている付属機関の場合は条例で規定した場合に議会は議決します。
●議会・議員に対する不満は受け止めますが、市長の対応への不満が議会に向けられるということは、市長が市民に向き合っていないからではないかと思いました。地方制度は原則住民自治ですから、市長も議会も住民に向き合うことは重要です。市長の専権事項に対する不満を議会に向けられても答えようがありません。また、議会の場合は、議員個々の対応も問われます。議会の説明責任より議員個々の説明責任の方が重いものと思います。議会報告会は、議会主催だけでなく、議員個々人がそれぞれの立場で「報告会」や「意見交換会」など積極的に開催することが重要と思いました。