●あつい!ただただ熱い!31日から3日間、札幌を中心に視察と研修会に行ってきました。われわれ市民の力(日高議員)と緑風会(金子・今関議員)の4人です。夏の北海道、埼玉に比べ「諒」があるという期待はばっさり!35度にもなっていました。大通り公園では、キリン・サントリー・アサヒ・サッポロの4大メーカーのビヤガーデンが開かれていました。さっぽろ夏祭りのイベントで10年以上続いているようです。1カ月で百万人ぐらいと、すごいものでした。こっちは札幌市の視察のあと、ホテルの前が会場のサッポロビヤガーデンで、道内限定の(サッポロクラシック)をぐい飲み。
●一日目の札幌市は、市民の寄付で市民活動を財政支援する「さぽーとほっと基金」について説明を受けました。平成20年(35,546千円)から平成24年(160,491千円/最高)、平成29年(112,500千円)の10年間の累計で8億7千万円になっています。法人寄付は経費で損金算入。個人はふるさと納税という仕組みで、法人の寄付が大きいようですが、個人でも1千万円もありました。支援は、NPO法人から市民団体、自治会と、最高額800万円。当時の市長が、この寄付制度を提案し、自ら企業を訪問して理解をしていただいた結果ということでした。
●二日目は、研修会。龍谷大学の土山希美枝氏による「質問力・政策力を高め議会力に活かす」というテーマで、地方自治体議会の基本的なことから始まりました。提案された「政策に正解はない」が、議会議決したときに正当性が出る。自治体組織の中で、議会は最強の組織であるから、それを構成する議員の責任は大きい。この一言はずしりと来た。また、二元代表制の中で、議員は「無謬(むびゅう:理論や判断にまちがいがないこと)の行政」という幻想は持ってはならい。質問は、事実をもとに、分析と主張を展開すること。そして提案・意見は、議員一人のものでなく常に複数の議員が視点を変えて質問すること。政策は個人の思考から生まれるが、議会全体の問題になればいい。「はい」勉強になりました。
●三日目は北広島市。ここは明治に広島県人が開拓に入ったことから。過去の偉人にクラーク博士がいる。ボーイズ・ビ・アンビシャスです。北広島市は「The Ambitious CIty」であった。このまちは昨年「白い恋人」製造の石屋製菓の主力工場が、そして今年3月に発表された日本ハムフィターズの本拠地が札幌から移転の予定で、元気がありました。2年前に広報委員会が北本市議会に視察に来ていただいています。視察は全校で「小中一貫」を今年度から導入しています。モデルを2年行い一気に導入していますが、キーマンは、「小中一貫教育課」の課長と見ました。説明を受ける中で、この課長は教員ではないな?と思いました。教員なら仲間意識が強く、これだけのスピードでは出来ないと感じていた。聴いたら、一般職の事務で一年だけ教育センターにいたということでした。「あっぱれ!」…多くの自治体の教育委員会が、学校教育委員会で、仲間意識に支えられている中で…。コミュニティスクールした方が効果的ではと感じたので質問したら、昨日文科省の職員から講演をしてもらいそこに向けて進めているとか。「やるなー」。福岡県の春日市のコミュニティスクールも、社会教育主事が進めたことから、北広島市も、社会教育課(生涯学習課でないぞ)が加わっていました。始まったばかりですが、また2年後に視察したいと思って帰ってきました。