素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

災害は情け容赦なし!

2021年02月14日 | 日記
 毎日が日曜ではあるが、同居している息子が平日は朝6時45分頃仕事にいくおかげで平日と休日のメリハリはある。平日は息子に合わせて5時30分頃起床するが日曜日は7時30分頃まで布団の中。この朝の2時間のゆったり感が嬉しい。特に冬場は外の明るさが全く違うのでなおさらである。

 今朝もゆっくり起きてテレビをつけると福島・宮城で震度6強の地震があったことを伝えていた。これには驚いた。昨夜は9時にはテレビを消したので11時過ぎの地震は知らずに朝を迎えた。

 幸い死者はなかったようだが、家屋などへの被害はかなりあったみたいで映像を見ながらため息がでた。1年延期になった東京五輪がちょうど東日本大震災から10年という節目の時期と重なり復興五輪と銘打っていることもあり、新しい一歩を!という機運が高まる矢先のことである。

 疫病や災害は人間界の事情などお構いなしであることを思い知らされた。

 令和になって一番繰り返して読んだのは『方丈記』関連の本である。中でも「鴨長明 方丈記」(小林一彦著 NHK出版)と「無常という力」(玄侑宗久著 新潮社)の2冊は重宝している。

 『何が起ろうと悩まない、決めつけない・・・全てを受け入れ、揺らぎ続ける。それが自由になること、強くなること、そして未来を楽しむことである。』とフクシマに住む玄侑さんは語る。

 もう一度、じっくり読み直そう。
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