素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

亡き川島四郎さんの健康法(1990年5月20日発行・クロワッサン301より)

2013年08月05日 | 日記
 年2回、お盆前と年末には身の回りの整理整頓モードになる。ここ3年でずい分整理したと思っていたが、本棚の隅に1990年に発行された「クロワッサン」があった。健康特集の号である。休憩がてらページをめくってみる。紙は少し黄ばみ20年余りの年月を感じる。内容の方は今と変わりはない。基本は「歩く」である。もう1つは、「眠る」こと。

 それらの中で、栄養学の大家川島四郎さんが家族に言い遺した10ヶ条というのが面白かった。特別なことは何一つない当たり前のことなのだが、紹介記事によると川島さんの栄養学は徹底した実践派栄養学であったという。「自身の体をもって実験してみる」という姿勢を貫いた。自身だけではなく我が子も実験台にしたと言う。次男の元士さんがインタビューに答えている。
 「パトーローゲンっていう人工栄養を、他人様の子どもに試して何か間違いがあっちゃいけないっていうんで、僕に食べさしたんです」

  この「自身の体をもって実験してみる」ということは私もずっとやってきたことなので親近感を覚えた。私は研究家ではなく道楽の類いなので自分の子どもに付き合わせることはなかった。単純な結論だが体を通して導かれてきたものだけに説得力があるし、私も頭ではなく体で納得するものであった。
 海藻・青野菜・米・麦・豆、それに小魚は骨まで食べ、食べすぎず。血液は微アルカリ性に保ってよく歩く・・・これこそ長寿の秘訣。

 


 その10ヶ条とは
 ⑧の「種子には‟生命の根源”がある」は先の『食と健康を考えるシンポジウム』の全体講演で岡崎さんが半分に割ったスイカのどの部分から猿は食べるのか?というクイズ形式で話されたことと同じ。その時まではあまり意識していなかったことなので「そういえばそうだ!」と胸に落ちたばかり。

 ⑩は夕飯で試してみたが、今までの食習慣から結構難しかった。岡崎さんに言わせれば「流し込む」食事から「よく噛む」食事への変換なのだが私にとっては努力がいる。でもやってみようと思う。

 こんな人がいたんだということを知りことは大きな支えとなる。

 
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