今年の4月は季節外れの暖かさと冷え込みが交互に訪れ、体調管理の難しさをぼやく人が多くいた。そのおかげか、ソメイヨシノは花持ちがよく入学式から始業式を過ぎてもまだ華やかさを維持していた。さすがに4月も半ばになると道路に花びらが多く見られるようになってきた。
今日は上空に寒気が流れ込んできたために不安定な天気となった。天気予報士の方が「電車に乗る時晴れていても次の駅で下りたら土砂降りだったということがあるような一日となります」と言っているの聞いて「なんと大袈裟な」と思ったが、その通りになった。1~2時間の間に晴、曇り、雨そして晴れると目まぐるしかった。
14時に生協の荷物を受け取るまでの中途半端な時間、幸い天気の崩れはなさそうに思えたので星田の村なかから傍示川に抜けて帰ってくるコースを歩くことにした。星田会館の池の上につるされたこいのぼり、例年すごく貧相に感じてきたが、今年は桜が残っているおかげで写真映りがよくなった。
星田の村なかの細い道を行くと、音楽家を目指す娘さんのために建てた「星誕音楽堂」の前に来た。ホールは35人を収容。使用料を払えば何でも許されるといったホールではなく、音楽を愛し、節度ある音楽会を催す人たちにのみ、提供されるホールである。小さな音楽堂の〈プロデューサー〉奥田啓子さんは、3人の娘さんのお母さん。「きっかけは娘が習っているフルートの先生のお宅を拝見したことでした。そこは応接間を大きくしたようなサロンになっていて、ささやかでも音楽を人生の傍らにおく人たちのための素敵な場所になっていました」その日から啓子さんは、やはり音楽を続けている人には人に聞いてもらう場がいると思い、音楽堂のある生活を夢見るようになったとのこと。21年前に200年以上も建っていた奥田家を改築することになったとき「これ(音楽堂)だけはゆずれない」と家族を説得した。
完成した音楽堂は「星誕音楽堂」と名付けられた。「太陽も星、小さな石ころだつて星、そしてこの音楽堂を訪れるすべての人と、そこに生まれる心の交流も私にとってはかけがえのない星です。そんな星が生まれる場所になってほしい」という啓子さんの願いが込められている。私も、10数年前に何度か演奏会に足を運んだが、とても素敵なホールで懐かしく思った。前に咲くベニバナマンサクの花が鮮やかだった。

傍示川に出て名残り惜しみながら桜のトンネルをそぞろ歩きを楽しんだ。
今日は上空に寒気が流れ込んできたために不安定な天気となった。天気予報士の方が「電車に乗る時晴れていても次の駅で下りたら土砂降りだったということがあるような一日となります」と言っているの聞いて「なんと大袈裟な」と思ったが、その通りになった。1~2時間の間に晴、曇り、雨そして晴れると目まぐるしかった。
14時に生協の荷物を受け取るまでの中途半端な時間、幸い天気の崩れはなさそうに思えたので星田の村なかから傍示川に抜けて帰ってくるコースを歩くことにした。星田会館の池の上につるされたこいのぼり、例年すごく貧相に感じてきたが、今年は桜が残っているおかげで写真映りがよくなった。

完成した音楽堂は「星誕音楽堂」と名付けられた。「太陽も星、小さな石ころだつて星、そしてこの音楽堂を訪れるすべての人と、そこに生まれる心の交流も私にとってはかけがえのない星です。そんな星が生まれる場所になってほしい」という啓子さんの願いが込められている。私も、10数年前に何度か演奏会に足を運んだが、とても素敵なホールで懐かしく思った。前に咲くベニバナマンサクの花が鮮やかだった。


傍示川に出て名残り惜しみながら桜のトンネルをそぞろ歩きを楽しんだ。
