素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで観劇

2022年06月05日 | 日記
 新型コロナウイルスの流行が始まってから梅田は遠い存在になった。思い切って足を運んだのが昨年の7月21日。新梅田シティーで娘たちと食事をしたが、用心のため車を利用したので大阪駅の表口の方には行かずに帰ってきた。本当の意味で梅田に行ってきたにはならなかった。

 それからもオミクロン株の流行で、ますます梅田は遠い存在となった。不思議なもので3年余りも自粛生活を続けてくるとそれが当たり前の生活となり電車に乗って出かけるということが頭の中から消えてしまった。梅田、難波など大阪市内に出かけてコンサート、ライブ、落語、演劇、映画などを楽しんだことが記憶の淵に沈んでしまった。逆にそうならないと毎日の生活にストレスを覚えてしまうから忘却は心身の健康への防御反応なのかもしれない。

 数日前に、梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される『青空は後悔の証し』の当選通知のハガキが届いた。毎日新聞にあった招待券プレゼントに妻が応募していたみたいだが、かなり前のことですっかり忘れていた。急なことなので驚いたが指定された5日(日)は予定が入ってなかったので出かけることにした。

 JR東西線の北新地駅からシアター・ドラマシティまでは歩いて20分ほど。開場12時、開演13時なので1時間ほど時間をつぶす必要があった。昨年7月にスルーしたJR大阪駅あたりをブラブラした。人波にのまれるという感じを思い起こすほどであった。数年ぶりなので戸惑ってしまった。あちこちの売り場に行列も出来ている阪急、阪神百貨店の人混みの中に入る気力はなく、大阪ステーションシティの時空(とき)の広場や風の広場に行ってみようとなり、長いエスカレーターを乗り継いだ。

 広場・グリーンでは和らぎの庭、アジサイなどが楽しめた。
 
 風の広場では多くの親子連れが和んでいた。開発の進む梅田北を眺める。昨年7月向かいにそびえる梅田スカイビルから見た時よりも工事の方はずい分進んでいた。どのような姿に生まれ変わるか楽しみである。
 
 3年以上のブランクがあると大阪ステーションシティから梅田芸術劇場までは迷路を歩くような感じであった。シアター・ドラマシティに到着した時は懐かしさがこみあげてきた。
 演劇「青空は後悔の証し」は難解な作品だった。まだ消化できていないので、後日触れてみたい。

 退職後の生活がコロナ禍の3年余りで流れが断ち切られたことをしみじみ思い、人の多さに圧倒されながら帰路についた。眠っていた細胞に刺激が入った一日。

 
コメント
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