素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

カボスにはまる。大相撲秋場所にはまる。

2014年09月28日 | 日記
 大分の方からカボスを沢山送っていただいた方からおすそ分けをいただいた。徳島県に近いこともありカボスよりもスダチのほうが馴染みがある。使い方はほぼ同じであるがスダチよりも酸味がまろやかなカボス、ドリンクにして飲むのもいいと教えられた。

 作り方は超シンプル、半分でも四分の一にでもカットしたカボスを絞ると、盃半分から四分の三ぐらいの液が出る。それを水か炭酸水で薄めれば良い。
  「酸っぱいのでは?」といぶかると「だまされたと思って飲んでみ」と笑う。
一言で言うなら「爽やか」である。ビールがわりに飲むことが多くなった。酔いたいなあと思ったら、ウィスキーを入れれば良い。カボスの存在感はないのだが確実に存在しているというところが気に入っている。
  夕方、チビチビ飲みながら大相撲の千秋楽を見る。安美錦と逸ノ城という顔合せは粋なはからいだと思った。 安美錦、ひょうひょうとした技巧派のベテランというイメージだったが、11日目の勝ち越しのかかった嘉風戦で土俵際まで押し込まれたが、はたき込みで軍配が上がった。きわどい体勢だったので物言いがついた。相撲の流れやスローで見ても体が残っており軍配通りだと思った。しかし、判定は取り直しとなった。淡々と仕切り、取り直しの一番では土俵中央ではたき込んで勝利した。その瞬間「どうだ!これで文句はないだろう!」という不本意な撮り直しに対する怒りが顔にも体にも表れた。内に秘めたる闘志を垣間見た。「なかなか面白い力士だ」と見直した。

 翌12日目は40歳で幕下勝ち越しがかかっている旭天鵬との一番。厳しい攻めで押し出した。インタビューで開口一番「向こうは40歳の勝ち越しがかかっているなら、こちらは35歳の9勝目がかかっている」と言ったという。勝負師だなと好きになった。勝ち越しを決めたインタビューでは同じ部屋の若手、27歳の宝富士、22歳の照ノ富士が元気にがんばっているのに刺激を受けていると負けじ魂が伝わってきた。

 4年8か月ぶりに技能賞を獲得した安美錦が殊勲賞、敢闘賞を獲得し優勝決定戦の可能性のある逸ノ城に対してどういう相撲を取るかは見ものであった。安美錦としてはこれしかないという立合いからの攻めだったが、逸ノ城の対応能力が優れていたというところか。来場所は両者とも番付が上位になるので次がまた楽しみになる。

 結びの一番は順当に白鵬が決めた。今場所は優勝決定戦というおまけは必要ないと思っていた。逸ノ城と2大関、2横綱の取り組みだけで十分。これで来場所につながる布石が打てたことになる。

 地元出身の豪栄道と勢は名脇役を演じた。次は主役にならねば。その力はついてきていると思うのだが・・・・


 今夜はサンマでカボス。大分から取り寄せようかなと思い始めた。
コメント
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