素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

自転車の季節到来

2014年09月13日 | 日記
 「これでは終わらないだろう。残暑はきっと来る」と気を引き締め待っていたが、あっけなく夏は過ぎ去ったみたいだ。体力の消耗の少なかった夏であった。カラッとした空気が心地よい。自然と移動で自転車を使うことが多くなってきた。天候の方も安定してきているのでゆったりした気分で走ることができる。自然と周りの景色が目に入るようになる。

 倉治方面への道すがら、秋の訪れを感じる花を写真に収めた。いつもの花がいつものように咲く。ただ、そのことがなぜか嬉しい。日本各地での豪雨被害の様子をたくさん見ているからかもしれない。

 芙蓉の花は朝、開き、夕べにはしぼむ。淡紅色が乾いた空気と青い空にはよく似合う。コスモスも同じ。もう少しすると一面咲き乱れるようになるが、咲き始めのコスモスの方が風情がある。石田勝彦さんの句:コスモスのまだ触れ合わぬ花の数 の世界である。
 必死で蜜を吸っている姿もいじらしい。 おなじみの彼岸花。この赤をあぜ道や土手で見かけるようになると稲刈りが近いことを実感する。。今年の稲、日照時間不足の影響はないのかとついつい心配してしまう。
 病院へお見舞いに行くと、自然を感じながら生活できることの有り難さをあらためて思う。「好きなものを好きな時間に食べ、太陽の下、風に吹かれてのんびり歩きたい。今の願いはただそれだけ。」知人の言葉が思い起こされる。
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