素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

デジブック 『都七福神まいり』

2014年01月17日 | 日記
七福神は昔から人々の間で信仰の篤いもので各地に七福神まいりがあるが、京都が発祥地といわれている。昭和54年に洛北から宇治までの人気社寺によって編成された《都七福神まいり》をようやく巡ることができた。

 思い切って自転車でまわることにした。机上の計画では何とか行けるのではという見通しはできたが、受付の最終が16時なので余裕はない。無駄な時間は使えないのでいつになく綿密に行程をつくりあげた。坂の多い第二京阪の側道はできるだけ避けて、体力の温存を図ったことが結果的には良かった。

 家を出たのが8時50分。国道一号線に出て東寺を目指した。洞ヶ峠さえ越えればほぼ平坦である。約2時間で東寺に到着。境内が広いので予想以上に時間がかかった。大護摩符(色紙)を1500円で購入したが思っていたより大きかった(38cm×45.5cm)だったので持ち運べるかなと少々あせる。

 京都市内は自転車でまわるのが一番良い。赤山禅寺で北山しぐれにあい、白河通から南禅寺、四条あたりではみぞれ雪に見舞われたが、これもまた冬の京都ならではと楽しかった。6番目の六波羅蜜寺を出たのが14時10分、宇治の万福寺まではかなりの距離なので16時という制限時間を気にしながらの走りとなった。15時26分に入口山門に着いた時はホッとしたが、境内が広いので気を緩めずに歩いた。15時35分に大護摩符が完成した。

 さすがに万福寺から家までの走りはきつかった。途中で5回ほど足の痙攣の危機に見舞われた。そのたびに回復させながら17時50分に帰着。出発から9時間。実走行時間6時間10分。総走行距離98km。久しぶりにギリギリ体験をした。一年越しの念願が果たせ大満足。

デジブック 『都七福神まいり』
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