素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

1月24日~30日は全国学校給食週間!

2014年01月27日 | 日記
 広島市立の10中学校でノロウイルスの集団食中毒の報道で、デリバリー給食がクローズアップされてきた。自校方式、センター方式というのはなじみの言葉だが、デリバリー方式は私が退職するあたりから耳にするようになった。

 そういうこともあり、学校給食について調べていたら今まさに全国学校給食週間の真っ最中であることを知った。文部科学省のホームページには次のようにあった。

平成25年度全国学校給食週間について

1月24日から1月30日までは、全国学校給食週間です

 我が国における学校給食は、明治22年に初めて実施されて以来、各地に広がっていきましたが、戦争のために中断されました。
 戦後、食糧難による児童の栄養状態の悪化を背景に、学校給食実施の必要性が叫ばれるようになり、昭和21年6月にララ(Licensed Agencies for Relief in Asia、アジア救済公認団体。米国の民間団体)より、給食用物資寄贈の申し出があったことも踏まえ、昭和22年1月から学校給食を再開(「学校給食実施の普及奨励について」昭和21年12月11日文部、厚生、農林三省次官通達)することとなりました。
 これを受け、同年12月24日に、まず試験的に、三都県(東京、神奈川、千葉)で、児童約25万人に対して、学校給食を実施することとなり、同日、東京都内の小学校でララからの給食用物資の贈呈式が行われました。
 それ以来、この日(12月24日)を学校給食感謝の日と定めていましたが、昭和25年に、ララ、ユニセフ等による給食用物資の寄贈に対する感謝の意を表するとともに、学校給食が戦後再発足した意義を考え、その将来への発展を期し、学校給食による教育効果を促進する機運を高める観点から、新たに冬季休業と重ならない1月24日から1月30日までの1週間を「学校給食週間」としたところです。
 子どもたちの食生活を取り巻く環境が大きく変化し、偏った栄養摂取、肥満傾向など、健康状態について懸念される点が多く見られる今日、学校給食は子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるために重要な役割を果たしています。
 学校給食週間においては、このような学校給食の意義や役割について、児童生徒や教職員、保護者や地域住民の理解と関心を深めるため、下記の行事例のように、全国で様々な行事が行われます。
 具体的には、教育委員会、各学校等にお問い合わせください。
 私が勤務した枚方市の中学校は給食ではなかったのでこの取り組みとは無縁であった。その中での集団食中毒事件、皮肉なものである。給食については、勤務している時も何度も話題には上がった。個々の家庭事情の中で給食があればいいと思うこともあるが、生徒指導や給食費未納のことなどを考慮してどちらをとるかと問われた時は反対の立場をとってきた。悩ましい問題であることに間違いない。

 違うサイトでは(クリック⇒)学校給食の歴史各年代ごとの給食のメニューの写真を見ることができた。私は、中学2年までは弁当持参で、中学3年生になった時に給食が始まった。写真では昭和38年のものが記憶と一番近い。コッペパン1個のひもじさやおかずとパンの取り合わせの不自然さ、脱脂粉乳のまずさは覚えている。不平等な配膳をしたり、牛乳びんの口を手で強く叩いて底を抜くことが流行したりとずい分先生を困らせた。確かに弁当のおかずはみんな貧相だったが、給食よりはましという気持ちをほとんどの男子は思っていた。女子がどう思っていたかは聞いたことがない。品の悪い男子の振舞いには冷めた目で見ていたように思う。給食に関しては良い思い出がないのである。

 今ではアレルギーの除去食も大変になってきている。実際現場ではどうなんだろうか、率直な意見を出し合うべき時期ではなかろうかと思った。
 
コメント
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