素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

朝顔は歳時記では初秋の花だったんだ

2012年09月07日 | 日記
 キュウリを始めとしてつる性の植物を片付け始めている。カボチャ、冬瓜、ゴーヤと終わったので、今日は朝顔の実をとって支柱やネットを片付けてしまおうと考えていた。ところが朝、新聞を取りに外に出ると下方に可憐な花を咲かせていたので作業は延期することにした。
 “季節はずれの朝顔”と呼ぼうと思ったが、念のため『日本の歳時記』を調べてみた。すると《朝顔》は初秋の季語になっていた。

 「朝顔は秋の訪れを告げる花。実際には夏のうちから咲き始めるが、この花の姿に秋の気配を感じとり、初秋の花としてきた。早朝に開き始めて昼にはしぼんでしまうので、この名がある。種子は“牽牛子(けんごし)”という漢方の利尿剤で、日本には奈良時代に薬として伝わった。ここから、“牽牛花(けんぎゅうか)”とも呼ばれる。」 

 ちなみに、その次に片付ける予定をしていた“風船葛(フウセンカズラ)”は《仲秋》となっていた。

 緑のカーテンとして脚光を浴びてきたつる性植物のための支柱とネットの片付けが終わると「秋だな」という思いになる。

 節電要請も無事終えた。停電という事態に見舞われなくてよかったと思う。空気と同じようにあって当たり前という感覚になってはいけない。水も同じ。豪雨の被害に見舞われた地域が多くあった今年の夏だが、今、関東地方では水不足が深刻になっているという。この2つの対照的な事柄こそ傲慢になりがちな人間への警鐘と考えるべきだ。
コメント
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