素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

「怒り」と「不安」

2012年01月12日 | 日記
 竹をくりぬいての鉢入れが2つできた。竹は固く、割れやすいので気が許せない。思っている以上に時間がかかる。切り口の部分をどうするかいろいろ試しながらやっているが、「これは!」というものはできていない。それでも依頼主からは及第点はもらい、さくら草の鉢が4つおさまっている。作り手としては満足していない。
   あと1つは、明日に回す。これ以上続けるとストレスとなる。

 NHKの“ためしてガッテン”で『不安』について取り上げていた。脳の前頭葉に“客観視”をする部位があり、そこの部分が『不安』を病までふくらませることに関与しているという話は興味深かった。『不安』と同様最近注目されている『怒り』という感情においても共通している部分があるようにテレビを見ながら思った。

 『不安』と『怒り』はマイナスの感情ととらえてはいけない。人間が安全に健康に生きるために必要なものであるという認識をしておく必要がある。その上にたっていかに対処するかということが重要である。

 “ないふり”をしたり“おさえこむ”ことをしようとすると、ますます心の状態が悪くなるというのが両方に共通することである。最近、気になっているのは、本屋でたくさん見かける本は“ないふり”“おさえこむ”レベルの対処の内容ではないかということである。自分自身の経験でも本質的な解決にはならないばかりか下手をすると悪化させる可能性もある。
 
“ガッテン”の話ではないか、脳の“客観視”をする部位をいかに鍛えるかということである。そのための方法は多種多様であるが、ポイントは『無我夢中』の時間を1日の中につくるということかなと思う。

 
コメント
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