素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

午前中、長居植物園へ

2010年07月11日 | 日記
 参議院選挙に行ったついでに予報より天気がよかったので長居植物園に行ってみることにした。京阪神の植物園はほとんど訪れたが長居だけは機会がなかった。先日、住吉大社に行った時、立ち寄ったが休園日だったので外からしか見ることことができなかった。思っていたより大きく立派だったので近いうちにもう一度来ようと思った。

  大阪国際マラソンをはじめ陸上の大会やセレッソ大阪のホームグランドとしてTVを通じては馴染みがある。植物園はその隣にある。園内には約1000種類の植物があり、ツバキ園・ハナミズキ園・ボタン園・バラ園など11園の専門園がゆったりと配置されている。

 この季節、一番たくさんの人が集まっていたのは大池のハスの群生の所。写真を撮る人や写生をする小学生のグループ、ベンチで座りハスを眺めながら談笑する中高年などそれぞれの楽しみ方をしていた。

   

 ツバキ園に入ると人の姿はなかった。花の季節を過ぎているから当たり前だが、緑のトンネルの中をそぞろ歩くのもまたいい。その続きにあるバラ園も期待していなかったが、見頃の時期のはなやかさはないが、遅咲きのバラが咲いていて、清楚な感じで気に入った。
 その前のへメロカリス園は見頃であった。

 その隣にあるジャーマンアイリス園を見ると、マニアックな写真家が二人、変哲もない木の上の方を望遠で撮っているので「何だろう?」と思って近づいて行った。
木の名札をみると「ジャカランダ」とある。

 望遠レンズは木の上部に咲いている薄紫色の花を狙っていたのだ。40cmほどの長さのある望遠レンズのついたカメラと比べると恥ずかしいほどの貧弱なデジカメだが並んで撮らせてもらった。性能ギリギリの写真である。

    気の毒に思ったのか、「咲くやこの花館だと、もっと近くで見ることできますよ。」と教えてくれた。ただし、今年は終わったらしい。6月中旬ぐらいが見頃だそうだ。  
 
 原産地は南米アルゼンチンで、湿気の多い日本のような環境ではなかなか開花しないそうで、長居のこの花も貴重なものらしい。宮崎県には美しい花の群生を見ることができる所があるとも教えてくれた。



 ぐるっとひとまわりした所で、雨が降り出したので急いで車に戻り帰宅した。第二京阪のおかげで1時間足らずで家に着いた。高速を使えばもっと早くなるだろう。「思い立ったが吉日」とはよく言ったもので、収穫の多い半日となった。


コメント
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