かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

夜寒町の洋館(名古屋市熱田区)

2012-02-25 | 名古屋の近代建築

十六銀行熱田支店のある新尾頭の交差点から伏見通を南へ向かい、西高蔵の交差点を東へ入ると、「夜寒町」というなかなか文学的な地名の町があります。
閑静な夜寒町の住宅街を熱田神宮目指して南へ歩いていると、旗屋小学校の前で偶然戦前物件らしい住宅を発見しました。
木造2階建で基本は和風の住宅ですが、窓の手摺や玄関の軒下、角の柱の装飾などに洋風の意匠が見受けられます。
日本近代建築総覧に掲載物件で、昭和10年竣工と判明しました。

◆夜寒町の洋館/愛知県名古屋市夜寒町4
 竣工:昭和10年(1935)
 構造:木造2階建
 撮影:2012/02/11









建物の角の柱に施された装飾ですが意味不明です



玄関廻りは改築されていますが、保存状態は大変良好
年代物の住宅を大切に住まわれている様子が伝わります



近くの料亭にはかなり古そうな煉瓦の壁が残っていました




しんしんと冷える冬の夜、夜回りの声と遠くでは犬の遠吠えが・・・
思わずそんな情景が浮かぶ夜寒町です




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