かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

喫茶店のマッチ(5)~ワンポイントイラスト編

2015-08-29 | 昭和マッチコレクション

「店名ロゴだけではものたりないけど凝ったイラストまではどうも...」
という多くの喫茶店主のご要望にお応えしたのが、店名ロゴ+ワンポイントイラストのデザインです。
イラストの占める割合が少ないので、デザイン的にもすきっりしていてます。


  

  

 

 


■明治44年築の洋館旧中埜家住宅(重要文化財)を再活用した紅茶専門店(愛知県半田市)
残念ながら閉店してしまいました


 


喫茶店のマッチ(4)~店名ロゴ編

2015-08-26 | 昭和マッチコレクション

イラストにこだわったマッチも楽しいですが、シンプルに店名のロゴだけでまとめたデザインも捨てがたい。
アルファベット、漢字、ひらがな、カタカナと多種多様ですが、それぞれ字体に工夫を凝らしています。


  

  

  

 

 



■大正時代から続くカフェー(岐阜県恵那市明智町)



■「レモン」という店名ににじむ昭和の哀愁(愛知県一宮市)


喫茶店のマッチ(3)~ポップなイラスト編

2015-08-23 | 昭和マッチコレクション

喫茶店の思い出~その2

大学卒業後、就職して東京へ行ってからも喫茶店には大変お世話になりました。
チェーンストア担当の営業職だったので、都内はもちろん神奈川、千葉、埼玉など近県の喫茶店もよく利用したものです。 
特に夏場は外回りが多かった私にとって、冷房の効いた喫茶店はまさにいっぷくの清涼剤、オアシス的存在でした。 
入社したての頃は、先輩について取引先の本部(神谷町、五反田、日本橋など)へよく商談に行きました。
商談後は近くの喫茶店でまずはいっぷく。
忙しい仕事の合間、喫茶店でコーヒーを飲みながら先輩と過ごす時間は、私にとっては心休まるひと時でした。

独身時代に友人や先輩たちと行った数々の喫茶店。
今にして思えば、私にとっての喫茶店は、一番身近にあるほっと一息つける癒しの空間だったようです。
 

 

■イラストにも70~80年代の時代の匂いを感じます
 


  

  

  

  


■ツタの絡まる雰囲気のある喫茶店(岡崎市)



■東海地方ではおなじみのコメダですが、最近は全国へ広がっているそうです(名古屋市昭和区)




喫茶店のマッチ(2)~こだわりのデザイン編

2015-08-19 | 昭和マッチコレクション

喫茶店の思い出~その1

大学の4年間、喫茶店には大変お世話になりました。
突然の休講や次の講義まで時間があると、よく大学の近くの喫茶店やビリヤード場で時間をつぶしたものです。

友人と扇町の学生相談所(通称:学相)でバイトを探した帰りは、東梅田界隈の輸入盤専門店を冷やかし、当時オープしたばかりの阪急グランドビル32番街のダイガというレコード店により、最後は同じビルの英國屋というちょっと高級な喫茶店へ入るのが楽しみでした。
当時の英國屋は店内のゴージャスな雰囲気と、ウエイトレスのオネエさんのかなりきわどいミニスカートが売りで、貧乏学生にとってはこれがバイト代の入った時のささやかな贅沢でした。

残念ながらその当時の喫茶店のマッチはひとつも残っていませんが、コーヒー1杯で友人たちと過ごした時間は、今になると良い思い出です。



■喫茶店のマッチは店の数だけオリジナルのデザインがあるので見ていて飽きません
 

 

 

 

   

  

 

 

 


喫茶店のマッチ(1)~昭和の匂い編

2015-08-15 | 昭和マッチコレクション

わたしの地元中京圏(特に愛知、岐阜)はとにかく喫茶店が多い。
現在は「コメダ」や「らんぷ」などに代表されるチェーン店が増えましたが、昭和の頃は喫茶店と言えば地元に密着した個人経営の小さな店がほとんどでした。

愛知・岐阜のほとんどの喫茶店は、午前中はコーヒー1杯の値段でトーストにゆで卵がつく、いわゆる「モーニングサービス」というものをやっていて、地元の人々はこれを目当てに朝からよく喫茶店に入ります。
店によってはさらにサラダ、味噌汁、デザートなどこれでもかのサービスをしてくれるので、サラリーマンはもちろん休日ともなれば家族そろって朝食は喫茶店のモーニングという光景は昔から変わりません。

モーニング以外にも昼はランチサービス、その他の時間でもコーヒーを頼めば自動的に豆菓子などがサービスでついてくるのは当たり前で、この地域の人々は「とりあえずお茶でもしながら」ということで、コンビニ感覚で喫茶店に入ってしまうのです。

というわけで、タダでもらえるマッチの代表といえば、喫茶店のマッチ。
仕事の合間に近所の喫茶店でちょっと一息。
コーヒーを頼み、くたびれたビニール張りのイスに腰掛けまずはタバコをいっぷく。
当時のマッチ箱を見ると、そんな父の日常が浮かんできます。(^。^)y-.。o○



  
■昭和の純喫茶らしい雰囲気が漂うデザイン


  
■店名にも昭和がにじむ


 
■和風テイストがたまりません





■地元の常連客が集まる憩いの場
昔はこういう昭和な喫茶店がどこの街角にもありました(名古屋市)