かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

今池中学周辺の洋風住宅(名古屋市千種区)

2016-05-18 | 名古屋の近代建築

今は亡き(訪問後すぐに取り壊しが判明)豊年町のタイガー商会の南、桜通~広小路通を超えた千種、今池界隈には戦前からの住宅地が拡がります。
古くからの住宅地ですが、さすがに戦前物件と思われる住宅は少なく、まして洋風住宅となるとなかなか希少です。
それでも今池中学周辺で、戦前の洋風住宅と思しき物件を数邸発見できました。


■今池中学の校門~築年は不明ですが、柱頭の幾何学デザインに昭和モダンが薫ります。



■今池中学のすぐ南側に残る一部洋風住宅~木造住宅の一部にモルタル塗りの洋風意匠が見受けられます。



■戦前に流行った玄関脇に一部洋室が付属した、洋風長屋形式の文化住宅。



■半切妻屋根の2連換気ガラリが良い味で、当時のままの木製窓枠が昭和の雰囲気を醸し出しています。
門柱のデザインも昭和モダン。



■屋根は大幅にリニューアルされていますが、ドイツ壁に木枠を見せるハーフティンバー風外観は戦前の洋風住宅の定番。
半切妻の大屋根の横に多角形のサンルームを設けた、かなり本格的な洋館住宅とお見受けいたしました。
大きく育ったソテツの木が当時の南洋趣味を物語り、もう文句なしの☆みっつ!です。

撮影:2016/05/01



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