かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

ヘヴィー・ウェザー/ウェザー・リポート(1976年)

2017-06-17 | 音楽・オーディオ

ジャズを聴きはじめたころ、チック・コリアの「リターン・トゥ・フォーエヴァー」、ハービー・ハンコックの「処女航海」、それとウェザーの「ヘヴィー・ウェザー」は毎日のように聴いていました。
いずれのアルバムも、60年代から70年代にかけて新しい方向に向かったジャズなので、ロック少年だった僕にはジャズへの入り口としては最適だったようです。
とくに「ヘヴィー・ウェザー」はロック色の強いジャズ・フュージョンで、エレキ楽器を駆使したファンキーでポップな演奏は、ロック耳にも心地良く入ってきました。

ウェザー・リポートは電化マイルス・グループの中心だったジョー・ザヴィヌル(キーボード)とウェイン・ショーター(サックス)が1971年に結成、70年代のジャズ・フュージョンシーンをリードしました。
特にこのアルバムは、当時革新的なベース奏者だったジャコ・パストリアスが参加、グループの人気を決定づけた一枚です。


■ヘヴィー・ウェザー(Heavy Weather/1976年
一曲目の「バードランド」のつかみのリフは、いっぱつでロック少年の心をわしづかみにしました



■近代建築を再活用したレトロモダンな喫茶店~ジャズが似合いそうです
(岐阜県美濃加茂市旧中山道)


十六銀行旧太田支店(岐阜県美濃加茂市)

2017-06-11 | 中濃の近代建築

旧中山道太田宿に残る十六銀行太田支店として明治40年に建てられた土蔵造りの銀行建築です。
明治期の銀行建築は、その堅牢性を利用した土蔵造りが多用され、大正~昭和期になるとほとんどが鉄筋コンクリート製に変わっていきます。
明治期の銀行建築→銀行へ行こう(明治編)


■現在は住宅として使われているようです







■特注の「銀」マーク入りの鬼瓦





◆十六銀行旧太田支店/岐阜県美濃加茂市
 竣工:明治40年(1907)
 構造:土蔵造り
 撮影:2017/06/04


菊川酒造本蔵・豆蔵(岐阜県各務原市)

2017-06-04 | 岐阜市周辺の近代建築

旧中山道沿いの鵜沼宿に、明治~大正に建てられた菊川酒造の二棟の蔵が残っています。
東側の本蔵は大正後期、西側の豆蔵は明治初期に移築されたと伝わっています。
鵜沼宿には、安田家住宅(若竹屋)、梅田昭二家、梅田吉道家住宅(茗荷屋)、坂井家住宅(丸一家)など江戸~戦前期の住宅が現存し、かつて栄えた宿場町の風情を今に伝えています。


■菊川酒造東蔵/大正後期



■菊川酒造豆蔵/明治初期移築



■中山道鵜沼宿の町並み

撮影:2017/05/28