かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

続・戦前の医院建築

2008-06-22 | まちかどの20世紀遺産
 戦前の医院パート2ということで、前回紹介できなかったモダンタイプと和洋折衷タイプの医院を紹介します。



◆下島歯科(長野県松本市)
 菱形の窓と全体の箱型シルエットが、昭和モダンな雰囲気を演出しています。。



カツラギ医院/昭和5~6年(名古屋市東区)
 直線を組み合わせたデザインに丸窓のワンポイント。もちろんお約束のスクラッチタイルも使われています。



荒川医院/昭和10年(名古屋市中村区)
  ビルの上に和風の塔がのっかる、当時流行の帝冠様式というデザインです。



◆清水医院/明治30年代(愛知県犬山市明治村内)
 全体のシルエットは蔵ですが、玄関や窓は洋風のアーチが採用され、和洋折衷のデザインです。



◆夫馬歯科(愛知県岩倉市)
 伝統的な町屋風のつくりですが、1階の連続窓がモダンです。



◆小林歯科(長野県松本市)
 伝統的瓦屋根と窓の洋風のデザインが見事に調和しています。