■大和生命ビル(旧名古屋日本徴兵館)/名古屋市中区錦2-20-20
竣工:昭和14年(1939)
設計:横河工務所(菊池十郎)
施工:清水組・三菱商事
構造:SRC地上7階、地下2階
撮影:1998/2/22
アメリカ式のオフィスビルを得意とする横河工務所設計による、歴史様式とモダニズムが融合した戦前では最後の近代的オフィスビルとして名古屋の中心部広小路通に建てられました。
戦後も長い間、広小路の代表的近代建築のひとつとして親しまれてきましたが、残念ながら2004年に取り壊され、現在は駐車場になっています。
■随所にアールデコ風の意匠が採用されています
■ビルの跡地の駐車場の前に、玄関上部の外壁の装飾がぽつんと遺されていました。
私の生まれ育った昭和と言う時代も、まさに「昭和も遠くなりにけり」と感じさせる今日この頃です。
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