■中京温泉 大観荘/名古屋市中村区日吉町
竣工:大正12年頃(1923)
構造:木造2階
江戸時代から続いた大須の旭遊郭は、火災、風紀の問題で廃止され大正12年中村区の大門地区に移転、中村遊郭として生まれ変わり、昭和33年まで日本三大遊郭のひとつとして繁栄しました。
中村日赤の東側一帯の大門地区は、現時も当時の遊郭の面影を残す和風建築が残っており、その建物をそのまま利用した料亭や旅館が営業しています。
大観荘も玄関の唐破風や2階の連子窓、手摺など遊郭建築の特徴を残す建物でしたが、残念ながら取り壊されました。
上の写真は2002年4月に撮影したものですが、その後ほどなく取り壊されたようです。
跡地が気になりグーグルマップで調べてみるとスギ薬局大門店になっていました。
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これからも多くの人の思いが詰まった建物を紹介していきます。
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