かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

一宮建築散歩(3)岐阜街道編~今伊勢町・真清田神社界隈

2013-02-01 | まち歩き

旧岐阜街道は木曽川町の南、JR石刀駅の東で現在の岐阜街道(県道190号線)と合流し、今伊勢町に入ります。
一宮を中心とした尾張北西部は、戦前から昭和40年代頃まで繊維産業が大変盛んで、旧尾西市、旧木曽川町、旧今伊勢町周辺には現在も鋸(のこぎり)屋根の織物工場が多数現存していて、当時の雰囲気を伝えてくれます。

■鋸(のこぎり)屋根とは~
片流れの屋根が連続し、鋸の歯のようなギザギザの形をした屋根のことで、屋根の反対側の壁面に連続した採光窓を設けた構造が特徴。特に工場など均等に採光したい場所に用いられました。


■JR今伊勢駅周辺に残る鋸屋根の織物工場
一宮周辺には鋸屋根の工場がまだ多数残っていて、ちょっと歩けばすぐに鋸屋根に出会うことができます。









■今伊勢消防出張所の火の見~見張り台が六角形です



■190号線(岐阜街道)を南下すると、酒見神社の前あたりで再び旧街道が分岐します。(向かって左側の細い道が旧岐阜街道)



■旧街道沿いには年代物の和風建築も残っています



■今回のポタリング終点の真清田神社



■真清田神社脇に長屋風の小さな商店街がありました



■開店している一軒は、まさに絵に描いた様な昭和レトロな商店~手づくり綿入れ、袢天、おしゃれコートがツボです



■その向かいにあるウバ車店
現在はウバ車より老人車が主力商品のようですが、人形も一緒に売っているようです。老人車を買うついでに孫の人形もという狙いでしょうか?なかなかの商売上手です。



■真清田神社前の本町商店街

(撮影:2013/01/20)

今回のポタリングは宝江渡~真清田神社(約7㎞)の区間を走りましたが、途中寄り道が多く(これがポタリングの醍醐味ですが)真清田神社到着時には時間切れで、一宮の町の散策ができませんだした。
次回訪問時は一宮の町をじっくり散策して、ディープな物件をアップしたいと思っています。