昨日は日中の遊覧船の違いで中国は照明が派手と書いたのだが、本日はそれのわかりやすい店の例が下の写真。
大世界の裏通り
こんな場面に遭遇したらデジカメの彩度を下げておかないと、色が飽和状態になってしまうので注意。 中国の国民色は何が何でも赤と決まっているので赤い照明には私も慣れてしまったのだが、やっぱりこんな場に長くいると落ち着かない自分がよくわかる。
雲南路
たまに日本に戻り東京の街のイルミネーションを見ると洗練されていて美しいと思う事があるが、私は中国の街のイルミネーションに美意識を感じた事はほとんどない。一言で言えばケバケバしく賑やか過ぎる。
確か1996年の年末だったと記憶しているが、淮海路の並木が初めて電球で飾られた事があった。当時はLEDが無かった時代なので、本来なら直径1cm以下の小さな電球をたくさん使えば良いと思うのだが、それを直径5cmもある電球をたくさん使って街路樹すべてに張り巡らせた為に、夜が昼間のような明るさになってしまった。そしてその電球がクリアー球(すりガラスでは無く透明のやつ)だった為に、車を運転するドライバーがあまりにも眩し過ぎて交通事故が異常に多発したという当たり前の事が起きてしまい、結局翌年はそれを取りやめた経緯がある。その時私もその現場に居たので記憶に残っているが、夜にもかかわらずライカM6の内蔵メーターが異常な値になったのを今でも覚えている。その当時の上海は電気が不足気味で計画停電をやっていた時代なので、飲食店はローソクを常に用意してあり停電時に備えていた時代だった。