海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

南京路のホコテン

2014-12-28 | 遠い記憶-上海 オールドレンズ

ホコテン区間を電車が

 

南京路x西蔵路の交差点から外灘までホコテンになったのは、今世紀に入ってからだったと記憶している。その区間を電車風乗り物が走っているのだが、まだ一度も乗った事がないし今後も乗る機会はない。

この南京路の歩行者天国区間は、昔から上海最大の繁華街ともいえるのだが、ここに来ている人達のほとんどは上海定住者ではなく地方から来た観光客がほとんどだと思ってよい。歩いている人達のファッションを見ても、それがすぐに分かるほど鈍臭いオヤジやオバンが多く、上海の小洒落た若者はまずここへは来ない。それと、日本人相手の、「ちょっとお茶飲みませんか詐欺」や「日本語を勉強しているのよ詐欺」など、若い女が絡んだ詐欺通りとも言われていた通りで、それに引っかかった日本人も多い区間。

昔の話だが、この上海最大の繁華街をよく調べもせずにアンテナショップとして出店した日系の食の会社があったが、おそらく何のアンテナにもならなかったはずだ。また、前世紀末に上海駅前にデパートを出店した日系の会社も同じで、数年後に閉店。つまり、鉄道を利用する人達は金を持っている人達ではないという事を理解していなかった結果なのだ。それに懲りず、日系のうどん屋も数ヶ月で撤退した。日本で駅前と言えば一等地なのだろが、この国ではそれがまったく通用しない。お金を落とす人達は、飛行機や自家用車で今では新幹線を利用するに決まっているからね。

ところで岡山駅近くに大きな吹き抜けのあるイオンモールが出店したようだが、なんで岡山なのか理解に苦しむ。岡山駅前には他のデパートも複数あるしビックカメラもあるのだが、どの店も見る限り驚くほど客の入りは悪い。林原がコケて大きな駐車場だった場所にイオンモールが出来た訳だが、このモールの中のテナントを維持していくのは大変だと思うよ。岡山の県民性は何事も新しい事を嫌う超保守的な人が多く、市町村の合併で政令指定都市なったような街だから、無理矢理政令指定都市のようなもの。少子高齢化と人口減少を前に、お金を一番持っていて使う層が、本当にここで実際お金を落とすのかどうか。他府県からの集客も狙っているようだが、他府県からわざわざこのモールに来て楽しむような人達の生き方って寂しくないかぁ。岡山の現状と未来を考えると、このモール大き過ぎ。

まぁ、年末にちょいと立ち寄るので見ようと思っているが、見るだけね。

 

 

コメント (5)
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