「音」元シェフのダンさんとステラ
外付HDの中から懐かしい写真を発掘。衡山路にあった「音」の元シェフのダンさんとスタッフのステラ。左端の顔の輪郭がボケて写っているのは、身長の高さと顔から見るとアシスタントの余英。CanonFD 50mm f1.4に補正アダプターを付けCanon5DⅡで撮影。絞りは開放で、シャッタースピードは1/4だったのでブレてしまったが、それはそれで良しとする。
レンズの焦点距離で一本選べと言われたら、数年前から60mmから65mmとの相性が一番なのだが、そんな焦点距離で明るいレンズは少ない。あるとすると1960年代から1970年代初頭まで存在した古いレンズたちで、手元にはTopcor58mmとCanonFL58mm f1.2がある。65mmという焦点距離はおそらくライカのビゾ用エルマーのみだろうが、エルマーはf3.5なのでこんな場所では暗過ぎて使えない。そんな時、Canon FDレンズ50mmに補正レンズ付きアダプターを付けると約x1.3倍になり65mmくらいになるのでちょうど良い。ただ、レンズの各収差が増えるのが問題だが、それも味として目的に合わせて使っている。
ところが、最近視力の衰えで一眼レフカメラでピント合わせが厳しくなってきた。特にライカRレンズを使う場合は、キャノンのフォーカシングスクリーンでは絶対に無理。そうい意味では、ミラーレスのピーキング機能を使えばまったく問題ないのだが、ピーキング機能が使えるフルサイズのミラーレスはSONYしか無いのが残念。リコーあたりがフルサイズでレンズ交換式ミラーレスを出してくれると良いのになぁ……。
今後のデジカメの主流は、間違い無くミラーレスのカメラに向かうだろうな。軽量コンパクトなフィルムカメラを作ったのはライカ社で、スタイルはミラーレス。ライカに始まり一眼レフ全盛時代を経て、巡り回ってカメラはライカスタイルに戻る気がするな。ペンタックスなんて未だにフルサイズ一眼レフを作ってないが、もしフルサイズを作るなら必ずミラーレスをやるべき。
☆レストランバー「音」は、2014年5月に衡山路周辺再開発の為閉店。
Canon FD50mm f1.4 補正レンズ付きアダプター使用 ボディはCanon 5DⅡ