ネイル用のUV照射器で
私の手元には古いレンズが無数にあるのだが、その中には酸化トリウム(放射性物質)が含まれているアトムレンズが数本ある。以前、Canon FD35mm f2の初期型を太陽光にさらし黄変をかなり軽減した経験があるのだが、最近ネイル用のUV照射器を使えば黄変をもっと簡単に治療できると聞き、それを天猫で購入。
Super-Takumar 50mm f1.4やFL50mmと共に一日約8時間ほと当てて休ませるという方法で、すでに24時間が経過中。Super-Takumar50mmf1.4はかなり綺麗に黄変が取れたが、キャノンFD35mm f2はあまり変化無し。というのも、このFD35mm f2は、以前太陽光に長時間さらして黄変がかなり改善されたので、これ以上透明にはならないのかも知れない。アトムレンズを使用している場合、後玉付近に使われている場合が多いので、レンズを逆さに置いた方が効率が良いようだ。
今年の暮にFujinon 50mm f1.4の初期型が嫁入りするのだが、これが黄変を通り越してブラウン色のようなので照射前と照射後が楽しみ。
太陽光にさらしたCanon FD35mm f2初期型の記事は、コレ。
☆注意 レンズ本体のプラスチック部は、UV照射で劣化するので長時間のUV照射は危険。
☆このブログを書いている最中に、菅原文太の訃報が。昭和の大スターが同時期に逝くのはとても寂しい。