海上撮影家が見た上海2

上海で撮影活動をしている海原修平のBlog。「海上」とは上海の逆で、新しい上海という意味。更新は不定期。

私にとっての旅

2014-12-09 | 写真日記

 

虹橋路駅のホームに、笑えるでっかいポスターを発見 

私にとっての旅とは一般の観光地を廻るのが目的ではなく、その観光地の近くにあって一般には知られてない場所を廻るのが私流の旅。絵葉書のような風景なんてほとんど撮らないので、観光地といわれる場所に行ってもほとんどシャッターを押さない。どこどこの何屋の何が旨いと他人から言われても、ほとんど行かない。それをやると、その店の為に旅のルートを変えなければならないし、食が第一目的でないからだ。それと、基準が曖昧な「食べログ」なんて元々信用してないので、場所の確認用として使っている程度。つまり、行って見たい場所や呑屋も自分の勘と嗅覚で探す主義。分からなければ、地元の遊び慣れていそうなオヤジに聞くのが一番。写真をやっている人間としては、勘と嗅覚が衰えたら終わりだからね。

例えば、田舎の小さな寂れた漁村や昔の遊郭があった場所や昔栄えたが今は廃れている街など訳ありな場所が面白いし、そこに生活している人達のたたずまいを見るのが好き。そして、地元の人達が普段行く呑屋で話をしながら一杯やるのが一番良い。それと、スケジュールをギチギチに決めない事も重要。こんな考え方なので、当然団体旅行は無理だし、まったく興味が無い。人数も基本は一人か多くても二人まで。

今一番興味があるのが九州のとある島。そこは隠れキリシタンが弾圧から逃れ流れ着いた島。小さい島の中に仏教徒とキリスト教徒の場所が住み分けられている歴史のある島で、今でもそれが続いているそうだ。これは先月の写真展の時に、あるTV局のディレクターから教えてもらったのだが、時間が合えば来年はそこに彼と二人で行くつもり。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする