木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

「冬至の日の出」線上に配置する

2011年01月30日 | 作事記
家はいったいどちら向きに配置したらいいのでしょうか?
南向き?北向き?
どのようにしたらいいか悩んでいた時、
宮元健次氏の著した「桂離宮隠された三つの謎」という本に出会いました。
その本の中で、桂離宮の建物は「月の出」の方向に配されているというのです。
笑意軒は春分の月の出の方向に、書院は中秋の月の出の方向に、松琴亭は冬至の月の出の方向
に向いているそうです。
私たちは、普段月のことなど全く忘れて生活しています。
子供がいれば、かろうじて十五夜を思い出す程度です。
空には常に月と太陽が運行しているのに全く無関係です。
自然との繋がりを生かそうと考えましたが
月の運行が分からないので、太陽の運行に合わせて建物を配置することにしました。
土地を紹介してくれた人が、
「軽井沢は南向きより少し西向きの方がいいですよ。
夏は涼しく、冬は厳寒なので、太陽が恋しくなりますよ。」
と言っていたのを思い出しました。
そこで、
我が家は、「冬至の日の出」線上に配置しました。


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