木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

赤楽 乙御前

2016年09月25日 | 茶湯記
赤楽茶碗 乙御前 の写しです。
元の乙御前は本阿弥光悦の作で、この乙御前は佐々木昭楽の作です。

乙御前は狂言に用いる面で、お多福 の顔です。

そんな雰囲気ありますよね。好みです。
光悦の茶碗は、高台がほとんどないのが特徴です。

この不思議に歪んだ球体を眺めていたら、セザンヌの言葉が浮かんできました。
「自然は、円筒形と球体と円錐体でとらえなさい。」
あれ!お茶碗も同じです!
円筒形の志野があります。

球体の備前があります。

円錐体の井戸があります。

形を煎じ詰めると洋の東西を問わずここか!
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