今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

パト電車、走る。

2012年04月12日 | 「暮らし」のひきだし



私が住んでいるところには私鉄が走っているのですが、近頃こんな電車が走っています。
4月に入って交通安全週間と同時に走り始めたようですが、始めて見たときには目が点になりました。
この鉄道は普段から、缶コーヒーのメーカーや、地元企業の広告をしょって、わりと派手目な出で立ちで走っていますが、パトカーの模様とは・・・

正面には旭日章まで付けてもらって、車体の横には交通安全の標語や、にこやかに婦警さんまでおられます。





単線で上下合わせて約30分に1回くらいしか通過しませんが、日によっては結構走っています。
新学期も始まりましたし、子供達やお年寄りの事故がこれで少しでも少なくなるといいですね。

普段でもパトカーに出会うと妙にドキッとしてしまう私ですが、この電車もちょっと緊張します(^_^;)

コメント (2)
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わたしを離さないで

2012年04月10日 | 「本」のひきだし

ブクログより


題名や、装丁が印象的でずっと気になっていたので読んでみた。

舞台はイギリスのどこか、施設か寄宿舎のようなところで子供達が過ごしている。その中のひとりが語る話は現代から昔にさかのぼり、子供達が過ごす日常が淡々とひたすら淡々と語られる。
それは「細部まで抑制が利いた」と賛辞されてきたそうだが、私には退屈だった。誰かが誰かにいじめられた。仲間はずれにされた。あるいはある日の授業の様子等々どこにでもありそうな日常が延々と語られる。

ではなぜ読み続けたかというと、登場人物が子供達と彼らを指導する保護官と呼ばれる大人のみ。舞台はほとんどその施設内のみ、子供達の親が出てくることもなければ、帰省することもない。そしてところどころに出てくるキーワード。それらが気になって謎解きのような気持ちで読み続けた。
そして中盤になりやがてその謎がうっすらとわかってきた・・・

ソウイウコトダッタンダ・・・   わかった途端、背中がすっと寒くなるような気がして読むのがイヤになってしまった。が止められなかった。

衝撃的な結末に無評価です。


わたしを離さないで / カズオ・イシグロ

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塩麹で作ったハム

2012年04月06日 | 「う」のひきだし



いつも山をご一緒いただいているお仲間から、塩麹とレシピをいただきました。
早速私も作ろうと近くのスーパーへ麹を買いに行きますと、さすがにブームです、三軒まわって一個あった!と思いきや、米国産の米だったので、ちょっと遠慮して・・・(でも米《米国産》てややこしいな、一瞬《国産》と見間違えそうです。)

やっと産直の店で、JA女性部の方が作られているのを見つけました。
塩を混ぜて水を入れて、一日一回混ぜるだけ。寒かったからか2週間ほどしてもお米の芯が残っていますが、色がちょっと黒っぽくなってきたので、これで完成としました。 冷蔵庫に保管します。

早速ハムを作ってみました。

豚肉のかたまり(今回はもも肉)
塩麹        大さじ2~3
ローリエの葉っぱ  1枚
こしょう      3粒
にんにく(つぶして)一片 

水に肉以外を入れてよく混ぜ、そこに豚肉を浮かないように浸けて、2・3日置いておきます。
2・3日置いたら、汁ごと低い温度でことこと煮ます。中まで火が通ったら完成。そのままさましておきます。

もも肉でしたがとても柔らかくてジューシーです。噛みしめるとお肉のうまみがじわっとお口に広がります。
塩麹はお肉を柔らかくするのだそうです。
ゆで汁は捨てずに、もやしとわかめを入れてスープのできあがり。ちょっと酸っぱいのは麹の発酵が進んだのでしょう・・・多分。

その他にも買った本にはいっぱいレシピが載っていますが、要するに塩の代わりになんにでも入れたらいいのではないでしょうか。私はそう理解いたしました。

ところで、今目下の気がかりは一番最初にいただいた見本で、ゆで卵を浸けたのですが、浸けてからもうかれこれひと月以上になるでしょうか?もっと? 最初は気にしていたのですが、最近は開けてみることもせず・・・
本の著者は最高三ヶ月たったものを食べた・・・とあります。
食べるか、○○るか、そろそろ決断をしなければ。
どのくらい置いたらどうなるのか、これはこれから実際色々やってみてわかっていくしかないのでしょうね。無闇に熟成させればいいというものでもないでしょうし。   


コメント (5)
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花の山、藤原岳

2012年04月03日 | 「山」のひきだし

Rさんよりいただきました。



先日、三ヶ月山をお休みされていたRさんより「山に復帰します、福寿草を見に行きませんか」とお誘いを受け「行く、行く、行く!!」と三つ返事で出かけた山は鈴鹿の北部にある藤原岳でした。

福寿草かぁ~、盆栽の鉢に咲いているのは見たことがありますが、野生のは初めてです。
Rさんたちの復帰もうれしいし、楽しみです。

他の方たちとの集合場所に着くと、なんと観光バスが止まっています。
「なんと言っても、花の百名山やし~」とのことです。ここに一台車を置いて、白瀬峠登山口へ向かいここでもうお一人と合流して、さあ出発です。

こちらの道は観光バスの団体さんが同じ山を歩いているとは思えないくらいの静かな山歩きです。久しぶりに山に入ったRさん、快調にとばされています。山中ですけど水を得た魚とはこのことでしょう。

言ってるうちに、先頭から歓声が・・・お花発見??
「みすみそう」発見!白くて小さくてなんてかわいい。味気ない茶色の枯れ葉の隙間から懸命に顔をのぞかせている姿は本当にいじらしい。


ミスミソウ


その他にもセツブンソウ、セリバオウレン、スズカカンアオイなど次々に現れ、そのたびに上がる歓声。もうみんなニッコニコで足取りも軽やかです。


セリバオウレン


セツブンソウ


スズカカンアオイ

送電線の巡視路に沿って歩いていくといよいよ、一番のお目当ての福寿草群生地へ向かいます。うん?どこどこ?まだ早いのかな? 口々に言いながらきょろきょろ・・・
「あった!あった!! あそこ黄色い!!」  「・・・・すごい」
あるあるあちらこちらに、怪しかったお天気もいつの間にか日が差して、黄色い花がここにぽっかり、あちらにぽっかりときれいに開いています。

もう目移りしてしまって、ここよりあそこの方がきれいな気がして、また誰かが歓声をあげると、そっちに行ってみたくなって、目は福寿草に釘付けで思わず足をとられて転びそうになったり、大変です。


双子ちゃん。


大家族。

また帰りにも見られるからと、後ろ髪を引かれる思いでお別れして、休憩の後の登りは雪も多くなってきて、急に足が重くなりました。
やっとの思いで頭陀ヶ平、天狗岩へ登り、さあお楽しみのお昼だ!とごちそうを広げたとたん、雪・・・と思っているうち吹雪になりあっという間に真っ白。
暖かいおうどんとハムを急いでいただいて撤収です。
まさに避難小屋に避難してほっと休憩
あとは下るのみ、話には聞いていましたがこのぬかるみはどうでしょう。雪解け水が流れた道を何百人?が歩いて歩いてこねてこねてぐっちゃぐちゃになってます。
足を取られるは滑るはで気を使った下りは余計疲れました。

しかし2合目あたりでまたまたご褒美が、ミノコバイモを見つけられました。こんな脇道でよく見つけたなぁと感心。恥ずかしそうにうつむいていました。


ミノコバイモ

暑かったり寒かったり、降られたりめまぐるしい一日でしたが、たくさんのかわいい花たちに出会えて、楽しい山歩きでした。ご一緒いただいた皆さんどうもありがとうございました。(Dさん、写真使わせていただきました)


平成24年3月28日(水)
藤原岳・1171m(正確には山頂に行ってません^_^;)




コメント (2)
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