今夜も本をまくらに。

山歩きが好き、落語が好き、おいしい物が好き、中島みゆきが好き、
でもやっぱり活字がなければ生きていけない私。

図書ボランティア

2011年09月20日 | 「図書ボランティア」のひきだし
                    
              たなぞうより

今日は近くの小学校に図書ボランティアに行ってきました。
今回で2回目となりますが、元気な子供達とのやりとりで、緊張もほぐれました。

1冊目は季節感を取り入れて「14ひきのおつきみ」です。
もうおなじみの本で、「あっこれ知ってるぅ~~」と表紙を見たとたん言われました。

2冊目は「へんなどうぶつみーつけた」です。
地球上には変な動物がいっぱいいますが、実は人間が一番変な動物でした、というお話です。
ちょっと変な動物を羅列しすぎて、途中だれてきたかな・・・と感じました。

「まだ一年生なので、絵のはっきりした、インパクトのあるお話が受けますよ」とはあるお母さんのお言葉です。
「はい、本選びガンバリマス(´。`)」

また今日は風邪をひいてしまい、鼻声で聞きづらかったかもしれません。
体調管理もしっかりします!

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文具の流儀

2011年09月16日 | 「本」のひきだし
                   
                    たなぞうより

このての本を見つけると手にせずにはいられない文具好きです。

取り上げているのは、定番中の定番、誰もが昔からなじんできた文具達。
そのネーミングの由来、商品誕生の秘話など興味は尽きません。

そしてそれらを生み出し、育ててきた人たちに共通することは、商品に対する愛着、慈しみとでも言いましょうか。

普段何気なく使っている文具達、ひとつひとつ心して使用したいと思います。

ず~と気になっていること・・・少し前に読んだ宮本輝の小説の中に、京都の文具メーカーが出てくるのですが、その会社実在のモデルがあるのか無いのか・・・ということです。
 

文具の流儀 / 土橋 正 著
★★★★☆


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彼岸花、見つけた。

2011年09月15日 | 「暮らし」のひきだし
                   

連日の厳しい残暑、というよりは真夏と変わらない毎日です。

今朝用事があって、いつもと違う道を走っていたら道ばたに彼岸花を見つけました。
今年初めて見つけた彼岸花。
大きなきれいな蝶々が、蜜を吸っていました。

お彼岸まであと5日、「暑さ寒さも彼岸まで」この言葉を信じてもう少しがんばるとしましょうか。

確実に秋はやって来ているようです。 

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燕岳は秋の装い

2011年09月12日 | 「山」のひきだし
ついに北アルプスデビュー!! \(^-^)/バンザーイ、/( )\モヒトツ、\(^o^)/バンザーイ

10日、11日燕岳へ行ってきました。
夏山と紅葉の合間で少しは静かな山を期待していましたが・・・
あにはからんや、好天気も幸いして、どこの街角?というようなすごい人でした。
一週間前に、北アルプスの山小屋特集のTV放映があり、そのなかで燕山荘も紹介され、その影響もあるらしいです。




6時53分
中房温泉の登山口。
支度を整えて出発! 



はじめからかなりの急登です。ゆっくりゆっくりマイペースで。
ほぼ行列状態です。これではマイペースが保てないので、早い人には先に行ってもらいます。




8時24分
登っていくと疲れた頃にベンチが設けられています。
どこも休憩する人でいっぱい。待って腰掛けます。
これは第2ベンチ 

 


9時27分
富士見ベンチより、木立の中から遠くを望みます。
富士山は・・・・わかりませんでした。

  



10時05分
合戦小屋までやってきました。売店、トイレなどがあります。
売店と言ってもうどんや有名なスイカなどもあり、こんな山の中で、とビックリします。
渇いたのどに甘いスイカは本当においしい。今年で一番おいしいスイカでした。

合戦小屋を過ぎると合戦尾根の始まりです。
今までも十分キツイ登りでしたが・・・・まだまだ続きます。
ここらあたりから少し展望が良くなり・・・・あれに見えるは槍ではありませんか?
わーい肉眼でこんなに間近で見るのははじめてです。すこーし疲れがとれたような気がします。


 

青空に映える穂先

これでもかこれでもかと続く登りに音を上げそうになるころ、誰かの声でふと上を見上げると遙かに今夜のお宿燕山荘が見えてきました。まだあんなに遠い~~




燕岳もきれいに見えてます。





11時50分
到着です。でもまた階段が・・・
もう足があがりません。でも人がいっぱい見てるから最後の力を振り絞って。




重いリュックをおろして、燕山荘の前で思い思いにくつろぐ人々。
ビールのジョッキを掲げて酒盛りをする人、カメラを構えてシャッターチャンスを待つ人、ごろんと昼寝をする人、
皆さん様々にひとときを過ごしておられます。




登ってきた方角は霧が立ちこめてきたと思ったら、後からのおひさまを受けてブロッケン現象が見られました。
初めて見ましたが、幻想的でした。





夕焼けは見られませんでしたが、お月様が見えます。




今夜の部屋。畳4枚の部屋が2段になっていて、下の部屋です。
畳4枚に最高8人が寝るそうです。案内されたときはすでに二人着いておられて、私たちで4人。
最終何人になるのかドキドキ。
結局あと二人入られて、3組の夫婦6人で寝ました。まあ8人よりはましですが・・・




5時25分頃
長い一夜が明けまして、今朝も上天気、ご来光もすっきり。
おもわず手を合わせてしまいました。




ご来光を拝むとすぐ皆さん移動して、今度は朝日に輝く槍ヶ岳を見ます。きれい。



朝ご飯をいただいて、すぐ燕岳に向かいます。
そうだまだ登山の途中なのを忘れてました。頂を極めねば。
砂混じりの道を歩いていくと、浸食された花崗岩があちらこちらに現れます。
イルカやめがね等になぞられているものもあり、なるほどなぁ、よくできてるなぁ。
すでに枯れてしまった、こまくさがあちらこちらに、盛りの頃はきれいでしょうね。




槍をかじるイルカ

2日目もいい天気で、いつまでいてもキリはなく名残惜しいのですが、下山して家まで帰らなくてはいけません。
痛む膝をかばいながら、ゆっくりゆっくり。
燕山荘8時10分~登山口11時30分頃

2日間でしたが日常を忘れ、日本各地から集まってきた人たちとしばし雲上で過ごしたひととき。
ブロッケンが見えると場所を譲ってくれた人、月が見えたと教えてくれた人、写真を撮りあいっこした人。
歌いながら行く山ガールの元気さに苦笑いしながらすれ違った人、みんなにこにこして、本当に幸せそうでした。そんな中に私もいたのだなぁと不思議な気持ちです。





疲れを癒してくれた花たち。 ありがとう。


   

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灰色の北壁

2011年09月09日 | 「本」のひきだし
                    
                    たなぞうより


海外遠征に選ばれた、外された。
恋人あるいは妻をとられた、とった。

単独行において唯一の証拠である頂上から撮った写真についての疑惑。

遭難死した息子を追って山に入る父親。

山岳小説というより、山をモチーフにした小説というべきかな。ちょっと期待はずれだった。
小説だからいろいろな要素を織り込んで、ひねりをきかせて仕立てるのはいいんだけれど、パートナーを妬んで登攀中に不幸を願ったり、人の登頂を疑ったり、邪悪な気持ちばかりが鼻について、すんなり話に入っていけなかった。

また実在のクライマーや山を多数登場させているのに、肝心の話の舞台の山が架空のものだったりすると、なんだか興ざめするのであった。

小説として読むならそれはそれで面白いと思う。


灰色の北壁 / 真保裕一 著
★★☆☆☆

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