フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

Berryz工房 2012春コンサートツアー「ベリーズステーション」での七人の今

2012-05-08 23:22:45 | ライブ!2012-2014

 Berryz工房が一年ぶりにコンサートツアーをスタート。そして、4/29にツアーが終わった。ハロプロでは珍しい「追加メンバーが加入した事がないグループ」ならではのステージ。それがよく表れていたステージ。

 結成から9年目に突入したBerryz工房の今は、以前と比べたらTVにも少しずつ出るようにもなってきて、メンバーの活動も以前よりは幅が広がった。そうなるとグループとしての結束力が増したかと思いきや、そのあたりは変わらずマイペースなのであります。
 ステージでテレビと変わらない「ももち」っぷりを発揮する桃子はコンサート開始10分ほどで客席に「コユビーム」を発射した。ご丁寧に一階席、二階席と分けながら。
 曲の最中にビームを放つなんて自由すぎるにも程があるけれど、照明による演出の後押しなどもなく手振りだけでそれを繰り出す桃子に私は心で笑った。

 Berryz工房はシリアスとコミカルの融合で、シニカルとコミックのエンターテイメントだから、そこには基本笑いが点在していて、天然素材な笑顔を見せる千奈美や天真爛漫な熊井ちゃんがそこにいるのはベストポジション。そこに引きずられるように梨沙子が大マジメにコブシを回し、それが力強いくらい低音だからリアルなBe元気を貰えてしまう。
 その世界を太陽とする。桃子が違う色の太陽だから二連星だ。それに対して月な輝きで雅ちゃんはあくまでシリアスに麗しく歌い笑みを浮かべる。傍らでは清水キャプテンが汗を飛ばし、茉麻姉さんが髪を振り乱す。そこには必死さとプロのギミックがブレンドされていたりする。

 こうやって書くとBerryz工房はバラバラ過ぎるし自由すぎる。ステージに一体感が無ければ、客席も間延びしてだらけてくるに違いない。しかし、そうはならない。ステージも客席も。

 そこにBerryz工房のグループとしての醍醐味があって、七色にバラバラに輝く星たちが何故か見えない引力で引かれあいながら強力な何かを発している。つまりいちいちセリフに出していないだけで、実は他のメンバーも何かビームを放っている。
 私はコンサートが進んでいくほど、少し気づき始めた事があった。それはハロプロはいい意味で変で異端児なアイドルであるというキーワード。それはハロプロが生まれた頃から掲げていたモットーにも思えた。
 ここ数年、我々は気づけばハロプロを固定観念で見ていたのではないか?カッコ良くて可愛いのはハロプロの側面に過ぎないのであって、実力至上主義に陥っていやしなかったか?
 Berryz工房は実力とはひけらかすものではないとばかりに、さりげなさで溢れたステージを見せていた。色々な面に於いて、今ハロプロでもっともプロらしさに溢れたコンサートをしているグループではないか?コンサート開始から二時間後の私は確信めいたものを胸に抱きながら中野の街を歩いていた。


セットリスト
01. 世の中薔薇色
02. 愛のスキスキ指数 上昇中
 メンバー紹介VTR
03. Be 元気<成せば成るっ!>
04. ヒーロー現る!
 挨拶MC
05. Mythology~愛のアルバム~
06. Shy Boy ※3/20から追加
07. ジンギスカン
08. 恋愛模様/徳永・須藤・熊井・菅谷
09. 新しい日々/清水・嗣永・夏焼
10. 21時までのシンデレラ※4/7からBecause happiness
 ベリーズ大喜利/須藤亭まあさ・千奈美亭とくっち・みやび屋ビーム・清水家きゃぷてん・ゆるし亭にゃん子
11. 【A】あなたなしでは生きてゆけない【B】ハピネス~幸福歓迎!~/熊井・菅谷
12. 【A】ファイティングポーズはダテじゃない!【B】恋の呪縛/清水・嗣永
 ももちのにゃんでも相談室/清水・嗣永
13. ももち!許してにゃん(ハート)体操/嗣永・清水
 Berryz報道ステーション/徳永・須藤・夏焼+1(公演替わり)
14. 【A】ピリリと行こう!【B】スッペシャル ジェネレ~ション/徳永・須藤・夏焼
15. 【A】蝉【B】恋してる時はいつも・・・
16. 抱きしめて 抱きしめて
17. ああ、夜が明ける
18. バカにしないで
19. ライバル
20. かっちょ良い歌
 〈アンコール〉
21. VERY BEAUTY ※4/1から桜→入学式
 挨拶MC
22. 雄叫びボーイ WAO!
23. 一丁目ロック!

コメント (1)
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☆ガキさんの気持ち☆

2012-05-07 23:23:03 | ハロプロ(娘。)

 モーニング娘。の武道館公演が迫ってきた。新垣さんの卒業公演という事で大勢の人がやってくる。チケットは完売。
 そんな新垣里沙卒業公演は急遽「新垣里沙&光井愛佳卒業公演」になってしまった。でもこれはやむを得ない。卒業を余儀なくされた診断結果が出たのはPGW直前。色々なスケジュール案は当然出ている筈、しかしこの決定事項が熟考の末の結論だとは思う。

 そんな武道館公演だけど、果たして新垣さんはどう感じているのだろうか。突然の変更に腹を立てている人も少なくないし、送り出す側の気持ちとしてはそれは理解出来ます。
 しかし、新垣さん自身は戸惑いこそあれど、不満は感じていないと信じます。「そんな事はない」と、ブログの文章やコンサートでの光井さんへの振る舞いなどから新垣さんは怒っているのではないだろうかとする意見もあります。
 私は思う。新垣さんが怒っているのだとしたら、それはリーダーとして器の小さい話ではないだろうかと。ヲタがそんな風に新垣さんの心情を決めつけたら、それは新垣さんの人間性の否定になりそうな気もします。
 一年に亘ってリハビリを続けてきた光井さんの姿を、サブリーダー~リーダーとして見てきたであろう新垣さんが知らない筈がなく、その姿を見てきた以上は事情も飲み込めるのではないか?と私は思います。

 いつかきっと、またステージで踊れる日が来ると信じながら一年にも及ぶリハビリをしてきた人間の気持ちを、それを知っているグループメンバーが事態を重く受け止めている事でしょう。確かに別な日に卒業公演を設定すれば良い話ではありますが、なぜ急になのかはきちんとした理由はある筈だと思います。

モーニング娘。『涙ッチ』

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☆それぞれの場所で☆

2012-05-06 23:09:29 | ハロプロ2012-2014

 ゴールデンウィークは遊び場はどこに行っても混んでいて、少しウンザリする。そんな世間の流れとは違う場所でアイドルヲタ達は至福な時を過ごしています。

 みんな日頃、仕事や勉強などで溜め込んだストレスや疲労などどこかへ吹き飛ばしながら、アイドル達の笑顔に癒され、力をもらうのです。

 そんな風にアイドル達は全国各地で力を与えている。有名な人もいれば、テレビには映らないマイナーな人もいる。そして、ジャンルだって色々と。

 人に力を与えてくれるのがアイドルならば、その肩書きに「有名」「無名」は関係ない。応援する側にとっては推しメンバーは世界で一番な存在。
 アイドルを応援するという行為に肩書きはいらないし、応援する相手を誰にするかも自由。応援する側はアイドルからパワーをいただき、アイドルは応援に励まされながら輝き続ける。

 世間はゴールデンウィーク。ニュースに映る行楽地とはまるで別世界だけれど、この一週間あちこちでアイドル空間が作り上げたハッピーな時間は、それこそゴールデンな時間であり、その日々はゴールデンな週間であったのだと思います。

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☆笑顔でYESと☆

2012-05-04 23:36:40 | ハロプロ(娘。)

 アイドルってすごい。たくさんの人に勇気やパワーを与えている。だから私はアイドルをリスペクトしている。それは推しメンバーであるかないかは関係ないし、ハロプロであるかないかも関係ない。例えば私はAKBのシステムや売り方は好きではないけれど、AKBのメンバーの批判は言わない。

 アイドルってすごい。たくさんの女の子が憧れ、私もあんな風になりたいとときめいている。スポットライトを浴びるアイドル達は有名無名問わず、やはり「選ばれた人」なのだ。人とは違う何かを持っている。モーニング娘。みたくオーディションで大勢の中から選ばれたアイドルは、それはもう特別な存在なんだと思います。

 アイドルってすごい。ファンの見えないところでたくさん努力している。時には体を壊したりもする事がある。でも、そんなアクシデントには負けずに一所懸命リハビリしたり、そんな自分の姿を見せて同情してもらうなんて微塵も考えず、またスポットライトを浴びて踊れる日を夢ながら地道にリハビリしていたりする。

 一つの目標が折れた。でも、翼は折れてないし、新しい道を歩けば折れないのならば、また新しい目標を見つけてじっくりと歩いてほしい。今度は自分のために。

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☆聴きやすさの代償☆

2012-05-02 23:41:34 | ハロプロ2012-2014

 ハロプロも色々とお世話になった「カミスン」が終わり、新たに「火曜曲」という番組が始まりましたが、昨日初めて見てみました。まあ、AKBのための歌番組といった内容なんですが、そういうものだと割り切って見る番組なのでしょう。
 番組では今週発売となる二組の新曲がオンエアされた訳ですが、とても聴きやすいナンバー。音も耳馴染みが良さそうなもので、これが大衆音楽というものなのであろうと感心したものです。これは90年代を席巻したビーイングサウンドにも通じていて、つまり聴きやすく歌いたくなるわかりやすさ、そんな作りです。AKBにビーイング系の人が曲を書いているのも納得というものです。

 そんな二組に売上では敵わないだろうけれど、スマイレージも今週新曲を発売します。この新曲が正直耳馴染みが良い曲とは言い難い。しかし、何度かリピートしているうちに良くなってきた。特にサビが印象に残ります。でもシングルとしてこれで良いのだろうか?という疑念も消えず。
 他のJ-POPとはひと味もふた味も違う音楽を提供してくれるのがハロプロの魅力だとしても、その作りから新たな顧客獲得は難しい。
 それでもヲタは安易に大衆迎合しない点に美学のようなものを見ているから、「これでいいのだ」と思っているし、私も「ドットビキニ、十回くらい聴くと好きになってきた」などと叫んでしまう訳で。
 これはハロプロが聴くための音楽である事も意識しているからかなと思っています。何度も聴く事を前提にしていて、そうして発見を経て好きになっていくという作り。言い換えれば聴き込む事が前提という作り。なるほど、テレビの歌番組が扱いかねる訳であります。
 理想を求めてとっつきやすさを失っていくか、売上と人気を得ない事にはたくさんの人に届かないと現実に生きるか。正解はどちらにも有り、どちらにも無く、スマイレージは戸惑いをリフレインするばかりであります。

コメント (4)
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