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ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

『笑顔に涙~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~』

2012-05-13 12:05:02 | ハロプロ(娘。)

新垣里沙 『笑顔に涙~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~』


 ガキさんの卒業まで一週間を切りました。まだ実感はありませんが、きっとガキさんのいないモーニング娘。をテレビで観た時にようやく実感する事になるのでしょう。

 ガキさんの卒業曲はオリジナル曲ではなく、松浦亜弥さんのファーストアルバムに収録されている「笑顔に涙」のカバー。この曲はあややが中学を卒業する時に作られたナンバーなので、歌詞の内容はクラスメートに宛てた想いを歌うものになっています。つまり、アイドルグループからの卒業とはちょっとニュアンスは違う。どこか未熟さの残る歌の主人公が、悲しさ、寂しさを紛らわせるために照れ隠しも合わせながら笑顔を見せる。別れは一時の儀式でまたいつか会えるという想いを乗せながら笑顔で手を振る。そんなイメージ。

松浦亜弥「笑顔に涙」
http://www.youtube.com/watch?v=VMssb0OCiqk


 ガキさんは言うまでもなく二十代のいわば大人な女性。中学生の卒業というステップアップとは違う、大人の世界、つまりプロの世界の中でのステップアップのための卒業。果たしてこの曲でいいのか?そもそも何故オリジナル曲ではないのか?そんな疑問を持っていました。大体からして、ガキさんはあややではなくなっちに憧れてモーニング娘。に入ってきた人。カバーするならせめてなっち曲をとも思いました。

 しかし、卒業公演が間近になった今、この曲で良かったと思っています。
 このガキさんの卒業は新垣里沙個人がモーニング娘。から旅立っていくだけではなく、(ゴールデンタイムのTVに出まくっていた)モーニング娘。黄金期とそのプロローグ期の残照の終わりを意味するものであるのです。そのまま、その現実を受け止めると悲しさと寂しさしか湧いて来ないし、モーニング娘。のこれからの未来に向けて負の印象ばかりが浮かびかねない。
 そんな時に、感傷に押し潰されたり、未来に不安を抱くよりも今を明るく笑いながら次のステップへと思いたい。そのためには無邪気で無垢な想いを歌う卒業ソングが相応しいのではないか?変に利口ぶって、変に大人ぶって旅立つのは逆に寂しさが募るのではないか?
 そんな状況にピッタリだったのが、中学生の卒業ソングである「笑顔に涙」だったのだろうと思います。今のモーニング娘。のメンバーは中学生の後輩も多いから、メンバー達も想いを込めやすいのではないかなと思います。

 いろんな状況が更に重なり、5月18日は本当に笑顔で旅立ちを見送らないといけないような、そんな気持ちが強くなっている現在、ガキさんがどんな想いをこの曲に上書きして自分の卒業ソングとして歌い上げるのかも注目しています。


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