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ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

さよならのフィールド

2006-12-03 22:16:33 | サッカー
浦和レッズが初のリーグ制覇を、真っ赤に染まった62241人の大観衆の前で達成した翌日、私はJリーグの下に位置するリーグと言えるJFLの最終戦を観に行きました。カードは、佐川東京-FC刈谷。刈谷は昨年までのデンソーが市民クラブ化したもの。
という事は去年、舞波の誕生日に夢の島競技場で観たカードど同じです。2005/11/20付けで、このブログに「イチゴケーキと夢の島」というタイトルで記事を書いてますので未読な方は是非ご覧になってみてください。

さて、会場の駒沢競技場は、東京オリンピックの時に完成したという古びたスタジアム。寒い冬晴れの下、古いベンチシートに腰掛け、良い意味でまったりしたJFLらしい展開を眺めてました。
時折、佐川東京が見せる速い攻撃に、今季JFL二位の凄味を感じつつ「Jを目指す地方のクラブだったら、もっとスタンドも盛り上がっているんだろうな」と、公式発表718人のスタンドを見渡しながらボンヤリ思っていました。
Jを目指すだけがサッカーではないし、仕事をしながらサッカーやっている両チームにも拍手を送っているのですが、せっかくならもっとたくさんの観衆に観てもらう方が幸せな訳で、同じJFLでもJ目指しているスタンスのチームは四桁動員してるのを思い、元Jリーガーもいる佐川東京にシンパシー感じたりしました。

試合後、一年間応援ありがとうという訳で、監督から挨拶。そして、実はそれは佐川東京としての最後のチームセレモニーでした。

来季から、会社の意向により佐川東京と佐川大阪が合併して滋賀県で活動する事が既に決定。企業チームである以上は、会社の意向でチームは動きます。佐川東京は東京から去って行く訳です。

セレモニーの最中、試合前からバックスタンドに陣取り応援をしていた佐川東京のサポーターがこの時、「あばよ!オレたちの佐川東京」という手作り横断幕を掲げました。二十人くらいかどうかの彼らが、思いを込めた横断幕は風に揺れてました。

昨日の埼玉スタジアムのカードも、15年ほど前なら「三菱自動車-松下電器」。この日の駒沢みたいな観客数だったかと思われます。
歴史はどう動くかわからない。15年後に、刈谷が変貌してるかもしれないし、佐川のチームも違う形になっているかもしれない。

そんな先の話はともかく、佐川東京無き来季の彼らサポ達はどうしてるのかな…そんな事を考えつつ、日が傾き始めた古びたスタジアムを後にするのでした。
スタジアムの周りの公園では、テニスしたりジョギングしたりする人で賑わいを見せていました。

今日のBGM MAJOR / SMAP
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