アイドルも事務所の色が強く出過ぎるとヲタは拒絶反応を抱きやすくなるように、スポーツチームも企業色が強いと支持を得にくい。この10年、いや20年くらいの間、毎年企業のスポーツチームの消滅の話題がニュースになっている。多くは社員として選手と契約させてスポーツを行わせているアマチュアチーム。会社名が新聞やスポーツニュースに出る事で宣伝効果を狙ったり、企業のイメージアップのために「広告費」として割りきって企業はスポーツチームを所有してきました。
しかし、少しでも経費を抑える事が経営安定のための良策として、スポーツチームの「広告費」は削減しようという動きが広がった結果、多くの一流企業はスポーツチームを手放していきました。それはアマチュアチームだけにとどまらず、プロ野球やJリーグでも親会社として参画していたチームから撤退した企業もあります。
スポーツにお金を出すという事が大口スポンサーとして行なうよりも、大会スポンサーであったり、Jリーグが推進しているようにたくさんの企業にスポンサーを募るような方向に企業がシフトしているとも言え、プロ野球のような一社による親会社経営は企業としてもハードルが高いものとなりつつあります。実際、プロ野球に新規参入してくるのはベンチャー系です。
サッカーJリーグの下に位置し、アマチュアが参加するサッカーリーグとしては国内最高峰であるJFLに所属している佐川急便滋賀が今期限りでチームを廃部する事を先日発表しました。理由としては、やはり経費削減が挙げられていました。
現在JFLにはチームが17ありますが、佐川滋賀廃部により企業チームは残り4チームとなりました(ソニー仙台、ホンダFC、佐川印刷、ホンダロック)。JFLの下に位置する全国地域リーグの優勝チームなどが集まりJFLへの昇格を賭けて行われる全国地域リーグ決勝大会、今年は参加12チームに企業チームはありません。Jリーグを目指しているチームか、アマチュアクラブチームです。つまり来年のJFLは企業チームは3チームという事になります。
そういうタイミングだから出た話なのか、J3リーグを作る計画がいよいよ表面化しました。今年からJ2の最下位とJFLの上位チームとで入れ替えが始まりますが、J2から落ちてきたチームの救済としてJ3を作り、現在JFLに所属しているJリーグ参加を目指しているチーム、地域リーグに所属しているJリーグを目指しているチームを集めてJ2の下にもJリーグを作ろうという訳です。
~続く~
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