ライブレポートや旅行でタイミングが遅くなりましたが、℃-uteシングル「EVERYDAY 絶好調!」の総括を書いてみたいと思います。今回の記事のテーマは「売上」です。
今回のシングルは、梅田えりかちゃんが在籍する℃-uteとしては最後のシングル。歌詞の内容は、未来に向かって明るく強い気持ちで頑張ろう!という前向き応援ソングです。
私は以前、ハロプロは恋愛ソング以外の歌を増やしてほしいと書きました。℃-uteについても同じ思いです。アイドルは恋愛禁止みたいなオキテを掲げておきながら、歌では好きな人がどうたら~みたいな歌を歌うのは矛盾しているし、恋愛ソングを歌うなら、表現の幅を身につけるために恋愛オープンにしたら?と思ってみたり…という話は、今回の記事のテーマから外れるので、この辺で止めておきましょう。
今回のような前向き応援ソングは、℃-uteファンを元気づける効用もあります。栞菜が辞めていき、梅さんも卒業していく℃-uteを見て気持ちが揺れているファンに、「私達は大丈夫。これからも頑張っていきます」というメッセージを感じさせるナンバーを歌わせたのは大正解だと思います。
今回のシングル、実は初動売上が歴代シングルでワーストの売上枚数となってしまいました。(別表を参照)
前作より三千枚ほど下がっていますが、これは前作は「℃-uteメンバーから残暑お見舞いが届く」という抽選キャンペーンをやっていた事が大きく、また「910の日イベント」参加申し込みもシングル購入が条件だったため、改めて買い増しをした人が多かった(自分もそうだった)。以上のプラス要素があったのが大きかったです。
それを考慮するなら、売上的には今年に入った辺りから落ち始めていると言え、今作が落ち込んだ訳ではないと言えます。
実はシングル売上が落ちているのは℃-uteに限った話ではなく、ハロプロ全体が落ち込みを見せています。だからこそ、仕様を増やしたり、イベントを増やして一人あたりの購入枚数を増やす戦略に出ているのが今のハロプロである事は認識する必要があります。
そんな状況ではありますが、℃-uteには明るい見方をする事も出来ます。それは、前述したようなCDの仕様を増やしたりしていない点。イベントの追加については、今回は埼玉県でラジオの公録と合わせて行われた舞美なっきぃ愛理の握手会のみ。
イベントを増やす事自体は賛成です。ただし、普段コンサートで回らない地域とか、学生限定とか、ファン層拡大とファン数のキープに繋がるイベントであれば。
仕様を増やさず、大した追加イベントもなく売上が横ばいになるなら、次回は仕様を増やすかと事務所が思い始めたら、それは止めてほしいところ。各アーティスト毎に相応しい売り方がある訳で、℃-uteには℃-uteに適した売り方があると思います。
℃-uteは10代から20代前半のファンが多い。その年代より上のファンに比べれば金銭的な余裕がありません。CDをたくさん買わせる戦略を行えば疎外感を感じ、気持ちが離れていく可能性があります。
そういった事を考慮すると、℃-uteは売上枚数を増やしていくためには新しいやり方を構築していくべきで、新しいやり方が成功したなら、そのやり方をベースにしてBerryz工房やモーニング娘。も従来のようなコアヲタ頼みな販売戦略を徐々に変えていくのが良いと思います。
では、良い案はあるのか?
すいません。多くの人が感心するような名案は浮かびません。関係者の方々が苦悩する気持ち、わかるような気がします。
でも、いやだからこそ、今回はオリコンチャート二位であったという結果を喜びたい。℃-uteの過去最高順位です。
順位は相手があってのものではありますが、CD不況と言われる昨今、他の歌手の皆さんも売上の面では苦労している。そのような状況で今のポジションをキープしつつ、新たなファンを地道に獲得していくための新たな第一歩として、今回の二位という結果に喜びたいと思います。
大事な琴は、そこからの発展。これは、今回のシングルと秋ツアーを最後に℃-uteから離れる梅さんにも言えます。2010年はどんな姿が見られるのでしょうか。そんな未来を夢見る一枚。それが「EVERYDAY 絶好調!」です。
℃-uteシングル売上
(左から、発売日、最高順位、初動枚数、累計枚数)
2007/02/21 *5位 23,827 26,595 桜チラリ
2007/07/11 *5位 23,810 26,785 めぐる恋の季節
2007/10/17 *3位 27,943 38,085 都会っ子 純情
2008/02/27 *6位 29,086 31,650 LALALA 幸せの歌
2008/04/23 *4位 30,008 33,422 涙の色
2008/07/30 *5位 27,805 35,789 江戸の手毬唄II
2008/11/26 *5位 26,603 29,144 FOREVER LOVE
2009/04/15 *4位 24,882 27,624 Bye Bye Bye!
2009/07/01 *5位 27,798 33,613 暑中お見舞い申し上げます
2009/09/16 *2位 23,747 27,263 EVERYDAY 絶好調!
今回のシングルは、梅田えりかちゃんが在籍する℃-uteとしては最後のシングル。歌詞の内容は、未来に向かって明るく強い気持ちで頑張ろう!という前向き応援ソングです。
私は以前、ハロプロは恋愛ソング以外の歌を増やしてほしいと書きました。℃-uteについても同じ思いです。アイドルは恋愛禁止みたいなオキテを掲げておきながら、歌では好きな人がどうたら~みたいな歌を歌うのは矛盾しているし、恋愛ソングを歌うなら、表現の幅を身につけるために恋愛オープンにしたら?と思ってみたり…という話は、今回の記事のテーマから外れるので、この辺で止めておきましょう。
今回のような前向き応援ソングは、℃-uteファンを元気づける効用もあります。栞菜が辞めていき、梅さんも卒業していく℃-uteを見て気持ちが揺れているファンに、「私達は大丈夫。これからも頑張っていきます」というメッセージを感じさせるナンバーを歌わせたのは大正解だと思います。
今回のシングル、実は初動売上が歴代シングルでワーストの売上枚数となってしまいました。(別表を参照)
前作より三千枚ほど下がっていますが、これは前作は「℃-uteメンバーから残暑お見舞いが届く」という抽選キャンペーンをやっていた事が大きく、また「910の日イベント」参加申し込みもシングル購入が条件だったため、改めて買い増しをした人が多かった(自分もそうだった)。以上のプラス要素があったのが大きかったです。
それを考慮するなら、売上的には今年に入った辺りから落ち始めていると言え、今作が落ち込んだ訳ではないと言えます。
実はシングル売上が落ちているのは℃-uteに限った話ではなく、ハロプロ全体が落ち込みを見せています。だからこそ、仕様を増やしたり、イベントを増やして一人あたりの購入枚数を増やす戦略に出ているのが今のハロプロである事は認識する必要があります。
そんな状況ではありますが、℃-uteには明るい見方をする事も出来ます。それは、前述したようなCDの仕様を増やしたりしていない点。イベントの追加については、今回は埼玉県でラジオの公録と合わせて行われた舞美なっきぃ愛理の握手会のみ。
イベントを増やす事自体は賛成です。ただし、普段コンサートで回らない地域とか、学生限定とか、ファン層拡大とファン数のキープに繋がるイベントであれば。
仕様を増やさず、大した追加イベントもなく売上が横ばいになるなら、次回は仕様を増やすかと事務所が思い始めたら、それは止めてほしいところ。各アーティスト毎に相応しい売り方がある訳で、℃-uteには℃-uteに適した売り方があると思います。
℃-uteは10代から20代前半のファンが多い。その年代より上のファンに比べれば金銭的な余裕がありません。CDをたくさん買わせる戦略を行えば疎外感を感じ、気持ちが離れていく可能性があります。
そういった事を考慮すると、℃-uteは売上枚数を増やしていくためには新しいやり方を構築していくべきで、新しいやり方が成功したなら、そのやり方をベースにしてBerryz工房やモーニング娘。も従来のようなコアヲタ頼みな販売戦略を徐々に変えていくのが良いと思います。
では、良い案はあるのか?
すいません。多くの人が感心するような名案は浮かびません。関係者の方々が苦悩する気持ち、わかるような気がします。
でも、いやだからこそ、今回はオリコンチャート二位であったという結果を喜びたい。℃-uteの過去最高順位です。
順位は相手があってのものではありますが、CD不況と言われる昨今、他の歌手の皆さんも売上の面では苦労している。そのような状況で今のポジションをキープしつつ、新たなファンを地道に獲得していくための新たな第一歩として、今回の二位という結果に喜びたいと思います。
大事な琴は、そこからの発展。これは、今回のシングルと秋ツアーを最後に℃-uteから離れる梅さんにも言えます。2010年はどんな姿が見られるのでしょうか。そんな未来を夢見る一枚。それが「EVERYDAY 絶好調!」です。
℃-uteシングル売上
(左から、発売日、最高順位、初動枚数、累計枚数)
2007/02/21 *5位 23,827 26,595 桜チラリ
2007/07/11 *5位 23,810 26,785 めぐる恋の季節
2007/10/17 *3位 27,943 38,085 都会っ子 純情
2008/02/27 *6位 29,086 31,650 LALALA 幸せの歌
2008/04/23 *4位 30,008 33,422 涙の色
2008/07/30 *5位 27,805 35,789 江戸の手毬唄II
2008/11/26 *5位 26,603 29,144 FOREVER LOVE
2009/04/15 *4位 24,882 27,624 Bye Bye Bye!
2009/07/01 *5位 27,798 33,613 暑中お見舞い申し上げます
2009/09/16 *2位 23,747 27,263 EVERYDAY 絶好調!
FOREVER LOVEやBYE BYE BYE等が大好きで、前者はららぽーと、後者はラゾーナの主役的な曲に個人的になっていて、9/17にららぽーと新三郷がグランドオープンして行った際も新三郷に到着して一発目からFOREVER LOVEを聴いておりららぽーと新三郷開店セレモニーの前から盛り上がってました。
先日のコメントへの返答、感謝いたします。
販売戦略については、私もこれと言った良案はないのですが、私なりに考えてみました。
コアヲタ向け
イベント目的での大量買いは確かにあるものの、各CDショップでの店頭売りの少なさ・予約枚数の制限などによりイベント券付きのCD買いに限界があります。もちろん通販購入は可能ですが、やはりイベント券目的の初回版には制限があり大量買いが難しい状況です。
さらに、大量買い出来るのは、経済力が必要ですので、コンサート料金・膨大なグッズ・サイリュウム等の備品・遠征費用等々 コアヲタとてかなり追い詰められている状況です。
(グッズについてはまた別の機会に述べます)
また、コアヲタが店頭CDを買い漁れば、店頭面出しの期間が短くなり、ファンでない人の目に触れる機会は非常に少なくなります。
元から地方では、アイドルCDのコーナーよりJPOPコーナーが充実している状況ですので、悪循環ですね。
コアヲタにももう少し経済的にやさしい商品構成があれば良いと思います。
アイドルの価値を下げる営業活動はしないで欲しいですが、イベントの敷居をもう少し下げる事も必要でしょう。(例:名古屋での娘。紺ツーショット撮影などはカードポイントの大きさ+抽選とは厳しすぎます)
(あとDDにも厳しい状況です)
他のアイドルヲタ向け(ハロプロを離れた人も含め)
AKB・SKE・アイドリングの台頭は確かに大打撃です。移行した方、新規を含め、そこを取り込むにはしばらく時間がかかりそうです。
安易な戦略ではなく、地に足がついたやり方を見直すべきでしょう。ダンス・ヴォーカル+エンターテーメントでは抜きん出ている訳ですから。何とかメディアへの露出が欲しいところです。
一般(ヲタ・ファン以外)向け
私の周りの中高大生たちも(私の影響を受けてか?)ベリキューには興味を持ってくれていますが、そこに小遣いを割くまでには至っていません。
地道な口コミも必要ですが、メディアでのCMの少なさが大きく影響しています。ジャニーズのシングル・アルバム・DVDのCMと比べるとやはりバックボーンの違いを感じます。
夜中のCMからでも良いので、露出を切望します。
AKBの新曲「RIVER」今までの曲調と違い、力強さ+勢いを感じ、ハロプロヲタにとっては脅威を感じます。
楽曲のクオリティは娘。Berryzの新曲も負けていないと思いたいですが、戦略に変化がなければ苦戦するかもです。
今年もあと3ヶ月、年内のツアー参戦で新たなヒントを探してみます。
追伸
明日、4日は℃-ute紺(愛知)にチームメイトと参戦します。
コンサート後のゴミ拾いをしながら、他のハロヲタの方々とも意見交換してきますので、後日報告いたします。
(長文・乱文をお許しください)
ファンに適応する売り方というのは ℃のイベント数をみてみるとすでに事務所さんは考えていみていたですね。しかしそこからの発展というのは難しく 当然アイディアが経営に繋がることですから上の人は結構頭をナナメー状態になっているんだと思います(苦笑
℃のオリコン2位は大変うれしいことであり またこの結果をバネにして頑張ってもらいたいと思います。
しかし個人的には 売り上げを伸ばすこと が全てではない と思う気持ちがある反面やっぱり芸能界で生きていくためには・・・という矛盾が交差するこの頃です^^;
>ひでさん
お久しぶりです。しばらくコメントがなかったので、ハロプロに興味なくなっちゃったのかな?と心配しておりました。
埼玉県の方まで進出しているのですね。埼玉は巨大SCが多いですよね。買い物だけでなく、アミューズメントパークみたいな空間ですね。
また、何かありましたらコメントよろしくお願いします。
>marinyoshiさん
コアヲタによる店頭品大量買いは、在庫切れ=人の目に触れなくなる&買いたい人が買えなくなる恐れがあります。これは何とかならないものかと思います。
ライトファン取り込みは現状としてはメディア、特にテレビを有効に使うしかないと思います。比較的ライトファンが多い℃の場合、やはりテレビから℃を知ってハマったケースが多いようです。
愛知公演参戦お疲れ様です。ゴミ拾いはとてもいいアイデアですね。素晴らしい実行力です。ごく一部のマナーの悪いヲタが、会場周辺にゴミを散らかすのを今まで何度も見てきました。ゴミ拾いをする人が現れれば、そういう人の意識も変わってくると期待します。
>Jasmine029さん
こんにちは。多分、事務所はファンの実体は把握していると思われ、日程や売り方を観察してみると、各ユニットでやり方が違うのがわかりますね。良い事だと思います。
ただ、今度ハロショ仙台臨時店で行われるキャプテンと梨沙子のイベントが、東名阪のハロショで指定商品を買って→抽選という参加方法になっているのは、事務所がベリのファンと地元民6043をバカにしているやり方だと憤慨しております。
売上に振り回されたくないですね。売れ線に走るより良い物の追求を。でも、売れないとCDが出せなくなるジレンマです。