フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

モーニング娘。 12/15 横浜アリーナ公演レポート ~歌の話 後編~

2010-12-19 18:01:19 | ライブ!2010

 某世界規模有名動画サイトで、コンサートを生中継したスカパーHDをエンコードしてアップした動画が日本国内アクセス数一位になったと聞きました。世界ランキングでも23位だとかいう噂です。本当なのかどうか、自分は画面で確認していないのですが、本当なら凄い事です。テレビの映像をアップした以上は違法行為ではありますが、この数字を事務所サイドも前向きに捉えて、今後のファンサービスに向けたヒントにつなげてほしいなと思います。

 今回の記事は前回の続きです。

渡良瀬橋
 卒業メンバーが歌う思い出の一曲。リンリンが選んだのは「渡良瀬橋」でした。この歌は、主人公が生まれ育った故郷に残る事を選んで恋人と別れた事を歌った歌です。私は「生まれ育った祖国に帰るために異国のファンに別れを告げるリンリン」の姿とだぶらせながら聴き、胸が熱くなるのを止められませんでした。
  リンリンは凛々しく歌い上げました。卒業という感傷に流され過ぎる事なく、プロとしてベストなステージを見せよう。今まで応援してくれたファンのみんなに感謝の気持ちを込めて最高の歌を届けよう。そういう想いはしっかり届きました。リンリンは普通に歌うだけでも上手い。でも、歌というものはただ上手く歌えば良いという訳ではなく、この日のリンリンはいつも以上に気持ちを込めて歌っている。それは理屈抜きに客席に届いた事は確かです。
 東京周辺の店が品薄になったというパステルブルーのサイリウムが客席を彩ります。客席からの熱い想いがプラスされてサイリウムは一段と美しく輝いていました。
 (ネットで見つけた画像です)

 リンリンが渡良瀬橋を歌った理由がなんとなくわかる一文は書かれています。写真無しの長文である事が心に響きます)
http://gree.jp/c_ute/blog/entry/530256775
 ℃-uteブログより矢島舞美更新記事

ふるさと
 ジュンジュンが何を歌うのか?予想が難しかったです。でも結果を知った今は、やはりこの歌しかないなという思いでいっぱいです。
 ジュンジュンが日本にやってくる時の模様は当時ハロモニで流れましたが、広い中国の、更に北京や上海といった大都市から離れた小さな町からやってきたジュンジュンの姿は、まさに異国からのお客様でした。
 しかし今、こうして日本の大きなステージに立ち、故郷と母親への想いを綴った歌を歌うジュンジュンの姿は、もう「お客様」ではありません。
 たどたどしさはなく、発声もしっかりとしていた「ふるさと」。この日のためにジュンジュンはかなり練習していたのではないでしょうか? ジュンジュンの、加入当初から比べてかなり上手くなった歌を聴きながら、私は行った事のないジュンジュンのふるさとを思い浮かべてステージを見つめるのでした。客席を揺らすブルーのサイリウムの灯りが優しくステージに向かい優しくさざめいていました。
 (ネットで見つけた画像です)

春 ビューティフルエブリデイ
 なんとなく亀ちゃんがこの曲を選びそうな予感がしていました。明るいキャラクター亀井絵里という姿を最後まで徹底させるであろう、亀井絵里の卒業には涙よりも笑顔が似合う、そんな想いを込めてくるのではないか?そんな気がしていました。
 客席に輝くオレンジのサイリウム。高輝度サイリウムは特にまばゆい。オレンジは明るい色なのでひときわ輝きが眩しいのです。その輝きがまるで客席に咲いた花に見えます。
 春という季節は花がたくさん咲く季節。そんな明るい季節に自分の気持ちがシンクロしている様を歌ったこの曲を選んだという事は、亀ちゃんがファンに向けて「卒業するけれど、明日からも前向きに歩いていく」というメッセージがそこに込められているような気がしました。
 会場を明るい空気が包み込み、笑顔で送る雰囲気が出来上がってきた。コンサート中盤での亀井絵里渾身のファインプレーでした。
 (ネットで見つけた画像です)

青春コレクション
 卒業メンバーのソロ曲コーナーが終わり、全員で客席外周を使って歌いました。ソロで歌う姿のあとに、全員で「青春」をキーワードにした歌を見せられてしまったら最早冷静な楽曲評価などデキマセン。この曲が今までより好きになってしまう。
 卒業メンバーにはこれからも胸を張って人生を歩いてほしいな。

グルグルJUMP~友
 映像で見ているとアホらしささえ感じてしまう曲でも、メンバーがステージでアホになりきり、観客の多くがアホになっていれば、素晴らしき祭典が出来上がるような気がします。回りたくて回る人も正解。恥ずかしくてサイリウムを振るだけの人も正解。大事な事は気持ちがそこにある事。
 そうかと思えばバラードでは静かな一体感を見せるステージと観客。客席が一つになって踊ったかと思えば、一つになって静かに手を左右に振る姿も見られる。モーニング娘。の観客はなんと臨機応変なのだろう。この日訪れた俳優の辰巳琢郎さん(ファッショナブルでモーニング娘。と共演)も感動しておられます。
http://ameblo.jp/tatsumitakuro/entry-10738125161.html

 友情を歌う曲「友」は卒業メンバーを送るステージに相応しいと思うのです。

涙ッチ
 そして、このコンサートの本当のラストナンバーも友情を歌った曲。この八人で、八人でしか出来ないステージを完結させるために歌う。大サビは客席と大合唱。客席は明るく照明が点いています。亀井絵里、ジュンジュン、リンリンから見えた客席のみんなの表情はどんなだったのだろう。
 涙もあるけれど泣いてばかりではなく、最後は力強い笑顔で幕を閉じたステージは明るい光が照らされたままでした。客席に流れるBGMは「青春コレクション」のインスト。「いくつになっても青春」な事を胸に刻みながら、三人は新しい道を歩き始めました。

 ~横浜アリーナ公演レポートは一応今回で終わりです~


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4 コメント

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Unknown (やま)
2010-12-19 23:03:30
娘。ファンはすごいって改めて思いました。
団結力が半端ないですね!そして何より暖かいですね。
たった3年間とはいえ、ジュンジュンリンリンがここまで娘。と大きく絆を深めることができたのは、本人たちの並々ならぬ努力やファンの皆さんの声援、スタッフさんそして何より娘。メンバーが暖かかったからなのではないのかなと思います。
この強い絆はおそらくハロプロ特有なのではと思ってしまいます。盲目ファンですいません。

ガキカメのFIVE STARSを聞いて泣き、大手ファンサイト様の実況レポートを読みながら目が潤み、動画サイトを見て号泣しました。

やはり友や涙ッチは涙なしでは見れませんね。

人のことで泣くことは私普段はあまりないです。そんな私が号泣したってことはそれだけ私の中で9人(小春も含め)の娘。がかけがえのないものであり、それだけ娘。を心から愛していたんだなぁって改めて思い知らされました。

今週中には新メンバー発表?されてまた新しい娘。に変わってしまいます。新しい娘。を受け入れつつ、9人の娘。を心の中にずっと刻んでおこうと思います。
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Unknown (アルファ@管理人)
2010-12-23 00:51:03
>やまさん コメントありがとうございます。

とても温かいライブでした。笑顔を見せて卒業していくというのが、実に良かったです。涙涙だけで終わらず笑顔もあるからこそ、大きな余韻が残る公演になった。そんな気がします。是非DVDで味わってください。DVDでも大いに伝わると思います。
ファンの一体感、この日は久しぶりに現場に来た人や、まだ現場経験が豊富でない人も結構いたと思うのですが、そういう事は問題なく会場がひとつになっていました。それを見た残るメンバー、旅立つメンバー、お互いが喜んだ事かと思います。
もう一週間が経ってしまって、まだピンとこないのですが、9人時代も含めて、とても印象深い三年間だったと私も思います。次の体制も良いものである事を願っております。
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3年半という日々。 (タートル)
2010-12-23 01:30:40
詳しいレポートありがとうございました。楽しく読ませて頂きました~。

実は青春コレクションが発売されPVを初めて見た時に、「あー8人体制はそう長くないんだな」と何となく思っていました。この3年半ほぼメンバーを固定してきた総決算みたいなものを感じたんですよね。

個人的にこの3年半で一番評価したい事は、大きなスキャンダルが無かった事だったりします。恋愛による脱退やOGのできちゃった結婚などにより、2007年当時のハロプロのイメージは相当悪かったと思うんですよね…笑 なのでそこから地道に頑張ってきて、今じわじわと好印象を受けるきっかけを作った9人は凄いなぁと思います。今の娘。の土台を作り上げたのは正しくあの9人ですよね。


その土台の上にどんな新戦力が加わるのか、今は楽しみです。これからまた現メン5人+新しいメンバーが、新しい娘。の形を作ってくれたらいいなぁと思います。
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平穏 (アルファ@管理人)
2010-12-23 23:47:56
>タートルさん コメントありがとうございます。

レポートで臨場感を感じていただけて嬉しいです。やはり今回の公演はちょっといつもの雰囲気とは違うもので、どう書いていけばいいのか、自分もうまく答えが出せませんでした。
青春コレクションで何かを感じていたのですか、今に思えば歌詞も三人に当てはまるし、本当の卒業シングルはこの作品なのかもしれません。
確かにここのところスキャンダルには無縁でした。次の段階はいい意味で波を起こしていけるかだと、私は注目しています。
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