フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

伊藤祐奈の「にゃむ」は「なう」のにゃむ

2011-02-17 22:07:59 | アイドル etc
 最近思っている事。都条例で18歳未満の握手会参加禁止法とか出来ないものか。半分本気半分冗談。今回は(今回も?)握手会の話です。

 少し前にアイドリング!!!のテレビ放送で最終回シミュレーションという企画をやっていました。花束まで用意して、メンバーが一人ずつ最終回を迎えての挨拶をするものでした。
 その中でアイドリング!!!23号伊藤祐奈ちゃんがこんな挨拶を泣きながらしました。(内容の要約です)

「歌やダンスが得意ではなく、同期(祐奈ちゃんは昨年加入した新人メンバー)のみんながそれぞれキャラや得意分野があるのに自分にはそれがない。そんな自分が自信を持てた場所が握手会でした。握手会でファンの皆さんが優しく話しかけてくれて、私と会話する事を楽しんでくれる。やっと私の居場所が出来たと思いました…」

 自分は取り柄がないと思っていた少女が、握手会でファンに喜んでもらってやっと居場所を見つけた。美談やなあ~。と泣きました。 というのはウソです。祐奈が可哀想になりました。

 確かに祐奈ちゃんの握手は丁寧で握力も強い。そういうファンサービスへの取り組みは良いと思います。アイドリング!!!ヲタの間でも「握手モンスター」などと言われています。
 でもそれで良いのか?アイドルに憧れて(愛理が好きだそうです)アイドルになった少女が作った自分の居場所が「握手会」って、周りの大人達は祐奈ちゃんにアイドルとしての生き甲斐を用意してあげてないのだろうか?
 「特技は握手会」なんて、今は良くても、人気アップに役に立っても、タレントとしての将来にどれだけ役に立つのか甚だ疑問です。祐奈ちゃんはまだ15歳ですから、これから周りの大人達が彼女に目標を提示すべきです。

 なぜいきなりそんな前の話を持ち出したかと言うと、アイドリング!!!の新曲イベントのスケジュールがヒドイと思えたからです。握手会をたくさんやればCDは売れます。多分今度の新曲の売上はモーニング娘。を抜く事でしょう。でも、こんなイベントスケジュールを見せられたら「だから何?」な気分にもなってしまうのでした。

イベントスケジュール
http://blog.fujitv.co.jp/idoling/C1334.html

 祐奈ちゃんはファンサービスに気を遣っているメンバーで、フジテレビが提供している「イマつぶ」というTwitterのようなサービスでもマメにつぶやいています。祐奈ちゃんが「にゃむ」とタイトルを付けて一日に何回もつぶやく姿は健気だし、掲載する画像も可愛い。そういうファンサービスに力を入れる姿勢は良い事だと思います。
 でも、握手会対応が良いからと言って、大人になってそれが役に立つ場面は果たして来るのかという疑問があります。それこそ芸能界ではなく、ある種の接客業に転職でもするなら役に立つかもしれませんが、祐奈ちゃんが歩いているのはアイドルの道。
 ある種の接客業の関係者が運営に関わり、ファンサービスを売りにしたアイドルグループが現在トップに君臨するからとはいえ、他のアイドルまでが後追いしなくても良いのに。私は悲しい気分になりながら、そのトップアイドルのナンバーに似せたアイドリング!!!の新曲を聴くのでした。
 今週の週刊アスキーに掲載されていたアイドリング!!!の連載によると、「にゃむ」は「なう」を意味するとの事。祐奈ちゃんの「今」はどの道に向かう「今」なのか?
コメント (3)
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