フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

遂にやってきたコラボレーション

2010-09-13 22:37:14 | ハロプロ2010

 規模の大小はともかく、同じジャンルに異なる組織がある場合、基本的には交わらず対立構造を明確に打ち出し、それを商品の差別化という形で表現します。
 しかし、そのジャンルに勢いがなくなり停滞化していくおそれがある時、その異なる組織は手を組みます。「対抗」だったり「交流」だったり、その言葉ややり方は異なるものの、今までにはなかった組み合わせが実現したりします。
 「交流」という言葉には友好的なニュアンスが含まれているけれど、「対抗」だとそうはいかない。「対抗戦」という言葉には、徹底した勝負論の存在が浮かびます。
 そういう意味をどちらにでもとれるように、英語で誤魔化す手段もあります。「コラボレーション」便利な言葉ですね。

 ℃-uteの鈴木愛理ちゃんと、AKB48の渡辺麻友さんが雑誌でコラボレーションします。

 ワニブックスHP
http://www2.wani.co.jp/utb_200/

 テレビでハロプロとAKBが一緒する事はあっても、雑誌などで一対一で仕事をするのは初めてではないでしょうか? ヲタの間では早くも賛否両論で意見が火花を散らしているようですが、まあ賛否といかコアな人からは否定が目立ちますね(苦笑)。
 

 自分は良いと思います。今の状態でコラボレーションしても、ハロプロの方から頭を下げてきたみたいに見えるから、「軍門に下った」みたいで嫌だという事みたいですが、いいではないですか。心は広く、計画は大きく持ちましょう。
 人選的にはお互い若手ナンバーワンを持ってくるなどバランスもとれています。いきなりモーニング娘。や総選挙ベスト3では双方のヲタから苦情もあるかもしれないし、かといって人気的に上位なメンバーでないと興味を引きにくい。絶妙な人選だと思います。
 ワニブックスも力を入れているのが伝わるのが、上に貼ったサイトに書かれてあるとおり、ウェブ注文した人にもれなくメイキングDVDをプレゼントという、やる気花火じゃなかった、やる気DVDプレゼントでわかります(自分も予約しなくては)。

やる気花火


 ただ、このコラボレーションが単発に終わるのならあまり意味がないと言い切ります。やるなら、今回の反響や意見を元に第二弾、第三弾を繋げていけばよい。そう思います。って言うか℃-uteだけでなく他のグループも来ますね。今に思えば、24hTVでの共演が始まりだったのかもしれません。そして、コラボをやっていくなのなら、「CDも出しちゃえ!」と思う(苦笑)。
 内容や出来がしっかりしていれば、それもアリだと思います。少なくとも、ヲタの多くが不満を持つ現状のハロプロソングとは違う刺激を得られ、ハロヲタ的にはプラスになるのではと思われます。ただ、AKB側にはハロプロと一緒にCDを出すメリットがあまりないのは想像出来ます。CDコラボは実現性は低いカナ。

℃-ute 鈴木愛理「通学ベクトル」


 AKBから女性アイドルというジャンルに入った人達は他の女性アイドルに疎いかもしれず、これをきっかけに名を売っていくチャンスだし、先行団体のプライドばかりに縛られず、(変な意味ではなく)利用出来るものはどんどん利用していくしたたかさも大事。
 今回の件は新時代の興味深いスタートに乗っかっています。たとえば、ももいろクローバーが名古屋でのイベントにSKE48の常設会場を使用し、それをしっかり宣伝している。
 「ももいろクローバー名古屋初!単独LIVE~お留守のようなので“あたためて”おきました~」
http://official.stardust.co.jp/momoclo/schedule/tour20101017.html
 たとえば、ハロプロでもスマイレージが他のアイドルグループと同じステージに立った。女性アイドルというジャンルを盛り上げるためにボーダーレスで活動をしていく時代に突入したのでしょう。それを大きなムーブメントにしていくのなら、喜んでその先を楽しみに待ちます。
 ちょっと気の早い自分は、℃-uteと渡り廊下走り隊のジョイントコンサートなんて妄想を描いていたりする(笑)。どちらもメンバー5人だし、何かを一緒にやるには都合がいいし。これは熱望ではなく妄想ですが。

 このように思っているヲタもいるのですから、スタッフさん、今回の企画は悪くないですよ。少しずつハロプロが攻撃的な姿勢になってきたなと感じる今日この頃。あとは楽曲のクオリティと人事問題ですね。それが一番深刻だったりしますが。

コメント (7)
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